必ず受かる情報処理技術者試験

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平成23年度秋季解答

問題71

インターネットを利用した企業間取引において、取引データをそのまま起票したり、社内文書に変換したりすることが容易にできるマーク付け言語はどれか。

HTML
SGML
UML
XML

解答:エ

<解説>

× HTML(HyperText Markup Language)とは、ウェブ上の文章を記述するためのマークアップ言語である。
× SGML( Standard Generalized Markup Language ) は、文書の論理構造、意味構造を記述する言語。タイトル、引用部分、著者など文書の中で特別な意味をもつ部分にマーク付けをすることができる。
× UML (Unified Modeling Language) とは、オブジェクト指向によるモデリングを行う際に使われる標準的な表記法である。
XML(Extensible Markup Language)とは、文書やデータの意味や構造を記述するためのマークアップ言語である。取引データをそのまま起票したり、社内文書に変換したりすることが容易にできる。

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問題72

RFIDを説明したものはどれか。

ICカードや携帯電話に保存される貨幣的価値による決算手段のことで、POSレジスタなどで用いられている。
極小の集積回路にアンテナを組み合わせたもので電子荷札に利用され、無線自動認識技術によって対象の識別や一確認などができる。
縦横のマトリックスに白黒の格子状のパターンで情報を表し、情報量が多く数字だけでなく英字や漢字データも格納できる。
人間の身体的特徴としての生体情報を、個人の識別・認証に利用する技術で、指紋認証、静脈認証などがある。

解答:イ

<解説>

RFID(Radio Frequency IDentification)は、ID情報を埋め込んだRFタグから、電磁界や電波などを用いた近距離(周波数帯によって数cm~数m)の無線通信によって情報をやりとりするもの、および技術全般を指す。

× 電子マネーを説明したものである。
RFID(Radio Frequency IDentification)を説明したものである。
× QRコードを説明したものである。
× バイオメトリクス認証(生体認証)を説明したものである。

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問題73

電機メーカのA社は、GPLが適用されたオープンソースソフトウェアの一部を改変した二次著作物を搭載してテレビの新製品を開発した。この製品を販売するに当たり、A社が求められるGPLのルールに則した適切な対応はどれか。

請求があればA社が修正した部分を含む全ての二次著作物のソースコードを公開しなければならない。
二次的著作物に静的にリンクしている、別のアプリケーションのソースコードは公開しなくてもよい。
二次的著作物のソースコードを公開する際には、諸費用などの対価を請求してはならない。
二次的著作物を入手した購入者が、その複製を再配布することを禁止しなければならない。

解答:ア

<解説>

OSS(Open Source Software)は、ソフトウェアの設計図にあたるソースコードを、インターネットなどを通じて無償で公開し、誰でもそのソフトウェアの改良、再配布が行えるようにすることである。

GPL(The GNU General Public License)は、再配布や改良を自由に行っても良いが、その際ソースコード開示の義務づけを行うなどかなり厳しい条件が課されている。

請求があればA社は修正した部分を含む全ての二次著作物のソースコードを公開しなければならない。
× 二次的著作物に静的にリンクコードのソースも公開しなければならない。
× 二次的著作物のソースコードを公開する際には、対価を請求しても良い。
× 二次的著作物を入手した購入者が、その複製を再配布できる。

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問題74

抜取り検査において、ある不良率のロットがどれだけの確率で合格するかを知ることができるものはどれか。

OC曲線
ゴンペルツ曲線
バスタブ曲線
ロジスティック曲線

解答:ア

<解説>

OC曲線とは、サンプル検査による場合のロットの品質と合格確率の関係を示した曲線である。
× ゴンペルツ曲線は、プログラムのテストにおけるエラー検出数の増加モデルなどに利用される曲線である。
× バスタブ曲線とは、機械や装置の時間経過に伴う故障率の変化を表示した曲線である。
× ロジスティック曲線は、生物の個体群成長のモデルとなる曲線である。

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問題75

経営会議で来期の景気動向を議論したところ、景気は悪化する、横ばいである、好転するという三つの意見に完全に分かれてしまった。来 期の投資計画について、積極的投資、継続的投資、消極的投資のいずれかに決定しなければならない。表の予想利益については意見が一致した。意思決定に関する記述のうち、適切なものはどれか。

混合戦略に基づく最適意思決定は、積極的投資と消極的投資である。
純粋戦略に基づく最適意思決定は、積極的投資である。
マクシマックス原理に基づく最適意思決定は、継続的投資である。
マクシミン原理に基づく最適意思決定は、消極的投資である。

解答:エ

<解説>

× 混合戦略とは、与えられた状況で取り得る選択肢の中からその都度異なる行為を実行するタイプの戦略のことである。
各景気動向の発生確率が未定なので、どの投資計画を選択するか断定できない。
× 純粋戦略とは、与えられた状況における打ち手として毎回同じ行為のみを行うタイプの戦略のことである。
各景気動向の発生確率が未定なので、どの投資計画を選択するか断定できない。
× マクシマックス原理とは、選択されうる戦略のそれぞれの場合について、最もうまくいった場合の最大利得を考え、これが最大となる戦略を選択することである。
最もうまくいった場合(景気動向が好転)の場合に基づく最適意思決定は、積極的投資の500万円である。
マクシミン原理とは、選択されうる戦略のそれぞれの場合について、最悪の場合の利得を考え、これが最大となる戦略を選択することである。
最悪の場合(景気動向が悪化)の場合に基づく最適意思決定は、消極的投資の400万円である。

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