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平成23年度特別問題

問題32

トランザクションの原子性(atomicity)の説明として、適切なものはどれか。

データの物理的格納場所やアプリケーションプログラムの実行場所を意識することなくトランザクション処理が行える。
トランザクションが完了したときの状態は、処理済みか未処理のどちらかしかない。
トランザクション処理においてデータベースの一貫性が保てる。
複数のトランザクションを同時に処理した場合でも、個々の処理結果は正しい。

トランザクションの原子性(atomicity)の説明として、適切なものはどれか。

データの物理的格納場所やアプリケーションプログラムの実行場所を意識することなくトランザクション処理が行える。
トランザクションが完了したときの状態は、処理済みか未処理のどちらかしかない。
トランザクション処理においてデータベースの一貫性が保てる。
複数のトランザクションを同時に処理した場合でも、個々の処理結果は正しい。

解答:イ

<解説>

ACIDは、トランザクション処理の信頼性を保証するために求められる性質である。

原子性(Atomicity:不可分性)、一貫性(Consistency)、独立性(Isolation)、および永続性(Durability)から合成された頭字語である。

原子性(Atomicity)
トランザクションの処理が完全に実行されるか、全く処理をしないかのどちらかである。
一貫性(Consistency)
トランザクションの実行によってデータベースの内容に矛盾が生じない。
独立性(Isolation)
複数のトランザクションを同時に実行しても処理過程は他者から隠蔽され、影響されない。
永続性(Durability)
トランザクションが完了した操作は、失われない。
× データベースの透過性の説明であり、ACID特性とは関係ない。
原子性(atomicity)の説明である。
× 一貫性(Consistency)の説明である。
× 独立性(Isolation)の説明である。