必ず受かる情報処理技術者試験

当サイトは、情報処理技術者試験に合格するためのWebサイトです。
ITパスポート試験,基本情報技術者,応用情報技術者,高度試験の過去問題と解答及び詳細な解説を掲載しています。
  1. トップページ
  2. 応用情報技術者
  3. 平成28年度秋季問題一覧
  4. 平成28年度秋季問題27-解答・解説-分析

平成28年度秋季問題

問題27

B+木インデックスが定義されている候補キーを利用して、1件のデータを検索するとき、データ総件数X に対するB+木インデックスを格納するノードへのアクセス回数のオーダを表す式はどれか。

X
logX
X
X !

B+木インデックスが定義されている候補キーを利用して、1件のデータを検索するとき、データ総件数X に対するB+木インデックスを格納するノードへのアクセス回数のオーダを表す式はどれか。

X
logX
X
X !

解答:イ

<解説>

B 木はB 木を改良したもので,記憶領域を効率的に使用するために葉以外は各ノードへのポインタだけを格納し,データは葉のノードに格納します。ポ インタを順番にたどることで,一定の範囲内のデータを取り出すことが容易に なる。B 木を利用したインデックスを,B 木インデックスという。
B 木では,1 件のデータの検索時に,根からスタートしてポインタをたどり,最終的にデータを格納する葉に到着します。根から葉までに経由するノード数
=木の深さがデータ検索時のノードへのアクセス回数となる。
B 木において,葉以外のノードが最大N 個の子ノードをもち,木の深さを d とするとき,データの総件数Xは
X= Nd
で表される。d はN を底とするXの対数であるため,
d = logNX
となる。