必ず受かる情報処理技術者試験

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平成21年度春季解答

問題31

データベースサーバを利用したクライアントサーバシステムにおいて,大量の SQL 文が発生することによってクライアントとサーバ間の通信負荷が問題となった。このときの解決策として,適切なものはどれか。

インデックスの見直し
ストアドプロシージャ機能の利用
データベースの再編成
動的 SQL の利用

解答:イ

<解説>

ストアドプロシージャ機能は、データベースに対する一連の処理手順を一つのプログラムにまとめ、データベース管理システムに保存したもの。通常のようにSQL文を一つずつ送るのに比べて、ネットワークのトラフィックを削減できる。また、サーバ上で構文解析や機械語への変換を前もって終わらせておくため、処理時間の軽減にもつながる。

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問題32

“従業員”表を第3正規形にしたものはどれか。ここで,下線部は主キーを表す。
({ }は繰返しを表す)

解答:ウ

<解説>

下図よりウが正解である。

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問題33

関係データベースの“製品”表と“売上”表から,売上報告のビュー表を定義するSQL 文中の a に入るものはどれか。

GRANT
INSERT
SCHEMA
SELECT

解答:エ

<解説>

ビュー表を定義するSQL文では,ASの後に元表からデータを抽出するためのSELECT文を指定する。

× GRANTは、権限を付加するSQL
× INSERTは、既存の表に行を追加するSQL
× SCHEMAは、データの論理的な集合体
 

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問題34

関係データベースの操作に関する記述のうち,適切なものはどれか。

結合は,二つ以上の表を連絡して,一つの表を生成することをいう。
射影は,表の中から条件に合致した行を取り出すことをいう。
選択は,表の中から特定の列を取り出すことをいう。
挿入は,表に対して特定の列を挿入することをいう。

解答:ア

<解説>

結合(Join)は、複数の表に共通する列の値をキーとして,表を一つにまとめる操作である。
× 射影(Projection)は表の中から特定の列だけを取り出す操作である。
× 選択(Selection)は表の中から特定の行を取り出す操作である。
× 挿入(Insert)は,表に対して特定の行を挿入する操作である。

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問題35

トランザクション T はチェックポイント取得後に完了し,その後にシステム障害が発生した。データベースをトランザクション T の終了直後の状態に戻すために用いられる復旧技法はどれか。ここで,チェックポイントのほかに,トランザクションログが利用できるものとする。

2相ロック
トランザクションスケジューリング
ロールバック
ロールフォワード

解答:エ

<解説>

× 2相ロックは、デッドロックを回避しながら排他制御を実現する手法である。
× トランザクションスケジューリングは、は,複数のトランザクションを同時に実行する場合に,互いに影響しあわないように直列的な実行となるよう,トランザクション処理の順番を変更する手法である。
× ロールバックは、更新前のトランザクションログを用いて処理の取り消しを行う回復処理のことである。
ロールフォワードとは:データベースに障害が発生したときに、記録してあるチェックポイントのデータを再現した上で、ログファイルに残っているチェックポイント後の処理を再現し、障害直前の状態にまで戻すことである。

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