必ず受かる情報処理技術者試験

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平成21年度秋季解答

問題1

デファクトスタンダードの意味として、最も適切なものはどれか。

工業製品に関して、日本工業規格として定めたもの
工業や科学技術に関して、国際標準化機構が定めた規格
特定の企業やグループなどが採用した仕様が広く利用されるようになり、事実上の業界標準になったもの
特定の国や地域、企業などに限られた基準ではなく、世界中どこでも適用される規格

解答:ウ

<解説>

デファクトスタンダードとは、市場競争の結果、需要者や供給者によって認められた事実上の業界標準のことである。

× 日本工業規格(JIS規格)に関する説明である。
× 国際標準化機構(ISO)に関する説明である。
デファクトスタンダードに関する説明である。
× グローバルスタンダードに関する説明である。

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問題2

パレート図の使用が最も適切である分析対象はどれか。

生産工程の信頼性
製品の重量のばらつき
品質不良の要因ごとの構成比率
二つの変動要素の間の関係

解答:ウ

<解説>

パレート図は、データを幾つかの項目に分類し,出現頻度の大きさの順に棒グラフとして並べ,累積和を折れ線グラフで描き,問題点を絞り込むものである。問題(結果)に大きく影響している要因を浮き彫りにすることができる。

× 管理図の使用が最も適切である。
× ヒストグラムの使用が最も適切である。
パレート図の使用が最も適切である。
× 散布図の使用が最も適切である。

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問題3

CSRに基づいた活動として、最も適切なものはどれか。

原材料の使用量を減らすとともに、消費電力を少なくした製品を提供する。
自社製品に新しい機能を付加し、他社製品と差別化した製品を提供する。
セル生産方式を導入し、市場の多様なニーズに合わせた製品を提供する。
他企業の買収によって、自社がもっていなかった製品を提供する。

解答:ア

<解説>

CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)とは、企業が利益を追求するだけでなく、組織活動が社会へ与える影響に責任をもち、あらゆるステークホルダー(利害関係者:消費者、投資家等、及び社会全体)からの要求に対して適切な意思決定をすることである。

CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)に基づいた活動としては、アが正解である。

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問題4

データマイニングとは、データベースに蓄積されている大量の生データに対し、統計やパターン認識などの手法を用いることによって、認識されていなかった規則性や関係性を導き出す技術である。データマイニングの応用分野として、最も適切なものはどれか。

顧客に応じた商品の推薦
生産計画に基づき製造機械の割当て
店舗別商品カテゴリ別の売上高の集計
累計購買金額による優良顧客の抽出

解答:ア

<解説>

データマイニングとは、小売店の販売データや電話の通話履歴、クレジットカードの利用履歴など、企業に大量に蓄積されるデータを解析し、その中に潜む項目間の相関関係やパターンなどを探し出す技術である。

データマイニングを使用することで潜在的な顧客ニーズを探り当てて顧客に応じた商品を推薦することができる。

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問題5

複数の企業がアライアンスによって連携して活動する際に、軽減が期待できるリスクとして、最も適切なものはどれか。

事業投資リスク
情報漏えいリスク
人材流出リスク
不正リスク

解答:ア

<解説>

アライアンス(Alliance:同盟/連合)は、企業間提携や複数企業の提携や協力体制のことである。

他社への出資,研究開発や生産設備への投資も共同で行うことができるので事業投資リスクは軽減する。
× 他の企業との関わりが深くなるので、情報漏えいリスクは高くなる。
× 他の企業との関わりが深くなるので、人材流出リスクは高くなる。
× 不正リスクはアライアンスとは関係がない。

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