必ず受かる情報処理技術者試験

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平成21年度春季解答

問題6

Saasを説明したものはどれか。

コンピュータ設備の利用をサービスとして提供し、使用料を課金する。
情報システム部門の機能の一部を受託し、業務委託料を課金する。
ソフトウェアの機能を複数の企業にインターネット経由でサービスとして提供し、使用料を課金する。
ソフトウェアをダウンロードさせる対価としてライセンス料を課金する。

解答:ウ

<解説>

Saas(Software as a Service)は、ユーザーに対して、インターネット経由でアプリケーションの機能を提供するサービス。あるいはそれを実現するための仕組みのことである。

ユーザーが利用する機能のみ選択して契約できたり、ユーザーインタフェースやデータベースの項目を追加・変更できたりするため、カスタマイズ性が高い。

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問題7

いずれも時価100円の四つの株式があり、そのうちの一つに投資したい。経済の成長が高成長、中成長、低成長の場合、それぞれの株式 の予想値上がり幅が票のとおりであるとき、値上がり幅の期待値が最も高い株式はどれか。ここで、高成長、中成長、低成長になる確率はそれぞれ0.4、 0.4、0.2であり、経済が成長しない場合は考えないものとする。

A
B
C
D

解答:イ

<解説>

期待値を計算すると、次のようになる。

A 20×0.4+10×0.4+15×0.2=8+4+3=15
B 30×0.4+20×0.4+5×0.2=12+8+1=21
C 25×0.4+5×0.4+20×0.2=10+2+4=16
D 40×0.4+10×0.4+(-10)×0.2=16+4-2=18

よってイが正解である。

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問題8

POSシステムなどで商品を一意に識別するために、バーコードとして商品に印刷されたコードはどれか。

JAN
JAS
JIS
QR

解答:ア

<解説>

JAN(Japanese Article Number)コードは、共通商品コードのことであり、流通情報システムの重要な基盤となっている。
JANコードはバーコード(JANシンボル)として商品などに表示され、POSシステムをはじめ、受発注システム、棚卸、在庫管理システムなどに利用されており、さらに公共料金等の支払システムへの利用など利用分野の拡大がみられる。

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問題9

不正競争防止法の営業秘密に該当するものはどれか。

インターネットで公開されている技術情報を印刷し、部外秘と表示してファイリングした資料
限定された社員の管理下にあり、施錠した書庫に保管している、自社に関する不正取引の記録
社外秘としての管理の有無にかかわらず、秘密保持義務を含んだ就業規則に従って勤務する社員が取り扱う書類
秘密保持契約を締結した下請業者に対し、部外秘と表示して開示したシステム設計書

解答:エ

<解説>

不正競争防止法の営業秘密に該当するためには,次の条件を全て満たしている必要がある。

  1. 秘密として管理されていること(秘密管理性)
  2. 事業活動に有用なものであること(有用性)
  3. 公然と知られていないこと(非公知性)
× インターネットで公開しているので、1の条件を満たさない。
× 自社に関する不正取引の記録は、事業活動に有用なものではないので、2の条件を満たさない。
× 社外秘として管理されていないので、1の条件を満たさない。
1~3の条件を全て満たしているので、不正競争防止法の営業秘密に該当する。

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問題10

プロダクトポートフォリオマネジメントでは、縦軸に市場成長率、、横軸に市場占有率をとったマトリックス図を四つの象限に区分し、製品の市場における位置付けを分析して資源配分を検討する。四つの象限のうち、市場成長率は低いが市場占有率を高く保っている製品の位置付けはどれか。

金のなる木
花形製品
負け犬
問題児

解答:ア

<解説>

PPM(Product Portfolio Management)とは、市場の成長率と自社の持つ市場シェアの比率の最適なマッチングを計り、成長を実現するための理論である。
キャッシュの流出入の状況に応じて、それぞれの事業分野を次の4つのカテゴリに分類する。

  1. 重要な資金源になる「金のなる木」
  2. これからの成長が見込まれる事業分野で先行投資が必要な「花形」
  3. 成長分野であるが、市場シェアが低く、現時点で赤字の事業分野である「問題児」
  4. 成長も見込まれず、市場シェアも低い「負け犬」

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