必ず受かる情報処理技術者試験

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平成23年度特別解答

問題46

企業がサービスデスクを導入するメリットに関する記述として、適切なものはどれか。

新しいバージョンのソフトウェアリリースまでの時間短縮
許可されていないソフトウェア利用の排除
システムの変更が失敗することによるサービスの中断や切り戻し作業の減少
問合せに対する迅速な回答

解答:エ

<解説>

サービスデスクは、利用顧客に対しての単一の窓口を提供し、様々な問い合わせを受け付け、その記録を一元管理すると共に問題解決を行う機関である。

サービスデスクを導入することで、問合せに対する迅速な回答が期待できる。

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問題47

SLAの説明として、適切なものはどれか。

ITサービスの利用者からの問合せに対応する窓口
ITサービスマネジメントのベストプラクティスを文書化したもの
サービス内容に関して、サービスの提供者と顧客間で合意した事項
サービスやIT資産の構成品目を管理するために作成するデータベース

解答:ウ

<解説>

SLA(Service Level Agreement:品質保証制度) とは、ITサービスの提供者と委託者との間で、ITサービスの契約を締結する際に、提供するサービスの範囲・内容及び前提となる諸事項を踏まえた上で、サービスの品質に対する要求水準を規定するとともに、規定した内容が適正に実現されるための運営ルールを両者の合意として明文化したものである。

× サービスデスクに関する説明である。
× ITIL(Information Technology Infrastructure Library)に関する説明である。
SLA(Service Level Agreement:品質保証制度) に関する説明である。
× CMDB(Configuration Management DataBase:構成管理データベース)に関する説明である。

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問題48

図のアローダイアグラムにおいて、作業Bが3日遅れて完了した。全体の遅れを1日にするためには、どの作業を何日短縮すればよいか。

作業Cを1日短縮する。
作業Dを1日短縮する。
作業Eを1日短縮する。
どの作業も短縮する必要はない。

解答:ウ

<解説>

  1. 通常の状態のプロジェクトのクリティカルパスをもとめる。
    クリティカルパスはA⇒C⇒E⇒Fである。
  2. 3日遅れて完了した状態のプロジェクトのクリティカルパスをもとめる。
    クリティカルパスはB⇒E⇒Fである。

  3. 全体の遅れを1日にするには、3日遅れて完了した状態のクリティカルパスの経路B⇒E(ウ)⇒Fを1日短縮する必要がある。

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問題49

システム開発を次に示す工程で行う場合、システムの機能及び能力を決める工程はどれか。

システム要件定義 → システム設計 → プログラミング → テスト

システム要件定義
システム設計
プログラミング
テスト

解答:ア

<解説>

システム要件定義では、システム化目標,対象範囲やシステムの機能及び能力,ライフサイクルを決める。
× システム設計では、要件定義に基づいてシステムの具体的な内容を設計する。
× プログラミングでは、実際にプログラムを作成する。
× テストでは、作成したプログラムを検証する。

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問題50

システム開発の結合テスト段階において、開発済の機能に追加や修正が必要となり、データベースの構成も変更することになった。プロジェクトマネージャの対応に関する記述a~dのうち、適切なものだけをすべて挙げたものはどれか。

  a WBSを改定しプロジェクトスケジュールを見直す。
  b 追加又は変更に要するコストを見積もる。
  c データベースの構成変更に伴うリスクを洗い出す。
  d 当初予定していた結合テストを完了させてから変更を行う。
a,b,c
a,b,d
b,d
c,d

解答:ア

<解説>

開発済の機能に追加や修正が必要となり、データベースの構成も変更するということは、再設計,再テストなどの後戻り工数が発生しコストは増大するものと考えられる。

  a WBSを改定しプロジェクトスケジュールを見直す必要がある。
  b 追加又は変更に要するコストを見積もる必要がある。
  c データベースの構成変更に伴うリスクを洗い出す必要がある。
  d × 追加や修正が発生した時点で結合テストは一旦中断させ、対応が終わり次第結合テストを再開する。

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