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平成24年度春季問題

問題95

提案依頼書(以下、RFPという)の作成に関する次の記述を読んで、四つの問に答えよ。

商事会社のP社は、事務所が複数のビルに点在している。そこで、業務効率の向上として、事務所を1か所に統合することになった。このため事務所統合プロジェクトが発足し、総務課のAさんがプロジェクトリーダになった。入社2年目のBさんは、Aさんの指導の下で、複数ある会議室の予約に用いる会議室予約システム(以下、予約システムという)の導入責任者になった。Bさんは、会議室の予約に関する要件をまとめた。

[会議室の予約に関する要件]
(1) P社には、営業部、総務部、経理部、情報システム部など、複数の部署があり、これまで部署ごとに会議室を設けていた。統合後は会議室を複数の部署で共有して使用する。
(2) 会議室には、一般用会議室と来賓用会議室がある。
(3) 一般用会議室は、全従業員が予約できる。
(4) 来賓用会議室は、従業員の役職で予約の可否を判定する。判定基準は、現在決まっていない。

事務所統合プロジェクトでは、予約システムのRFPを作成することになった。BさんはAさんからこのRFPの作成を指示され、作成者、掲載事項、提出先などについて説明を受けた。

予約システムのRFPに記載する内容の説明として、適切でないものはどれか。

一般用会議室は、全従業員が予約できることを記述する。
営業部、総務部、経理部、情報システム部など、複数の部署が、会議室を共有して使用することを記述する。
予約システムの納期や稼動日は記述するが、会議室の内装や什器搬入の日程は記述しない。
来賓用会議室の予約可否の判定基準は決まっていないので、一般用会議室とは基準が異なることは記述しない。

予約システムのRFPに記載する内容の説明として、適切でないものはどれか。

一般用会議室は、全従業員が予約できることを記述する。
営業部、総務部、経理部、情報システム部など、複数の部署が、会議室を共有して使用することを記述する。
予約システムの納期や稼動日は記述するが、会議室の内装や什器搬入の日程は記述しない。
来賓用会議室の予約可否の判定基準は決まっていないので、一般用会議室とは基準が異なることは記述しない。

解答:エ

<解説>

RFPには、システムが実現すべき機能や業務用件などを記述するべきである。
予約システムの業務用件なども記述するべきである。
RFPにはシステムの機能や業務用件と関係のないことを記述してはいけない。
× RFPに記載していないと、勘違いする恐れがあるので、来賓用会議室の予約可否の判定基準は決まっていなくとも、一般用会議室とは基準が異なることは記述する必要がある。