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平成22年度秋季問題

問題6

ほとんどのプログラムの大きさがページサイズの半分以下のシステムにおいて、ページサイズを半分にしたときに予想されるものはどれか。ここで、このシステムは主記憶が不足しがちで、多重度やスループットなどはシステム性能の限界で運用しているものとする。

ページサイズが小さくなるので、領域管理などのオーバヘッドが減少する。
ページ内に余裕がなくなるので、ページ置換えによってシステム性能が低下する。
ページ内の無駄な空き領域が減少するので、主記憶不足が緩和される。
ページフォールトの回数が増加するので、システム性能が低下する。

ほとんどのプログラムの大きさがページサイズの半分以下のシステムにおいて、ページサイズを半分にしたときに予想されるものはどれか。ここで、このシステムは主記憶が不足しがちで、多重度やスループットなどはシステム性能の限界で運用しているものとする。

ページサイズが小さくなるので、領域管理などのオーバヘッドが減少する。
ページ内に余裕がなくなるので、ページ置換えによってシステム性能が低下する。
ページ内の無駄な空き領域が減少するので、主記憶不足が緩和される。
ページフォールトの回数が増加するので、システム性能が低下する。

解答:ウ

<解説>

ページング方式に関する問題である。

× ページサイズが小さくなるとページ数が増加するので領域管理も増加する。したがってオーバヘッドは増加する
× ページサイズを半分にしてもほとんどのプログラムがページサイズ内に収まる。したがって、ページ置換えによってシステム性能は低下しない
ページ内の無駄な空き領域が減少するので、主記憶不足が緩和される。
× ページサイズを半分にするのでより多くのページを主記憶装置に割りあえることが可能になる。したがって、ページフォールトの回数は減少するのでシステム性能は上昇する