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平成22年度春季問題

問題5

あるシステムでは、平均すると100時間に2回の故障が発生し、その都度復旧に2時間を要していた。機器を交換することによって、故 障の発生が100時間で1回になり、復旧に要する時間も1時間に短縮した。機器を交換することによって、このシステムの稼働率は幾ら向上したか。

0.01
0.02
0.03
0.04

あるシステムでは、平均すると100時間に2回の故障が発生し、その都度復旧に2時間を要していた。機器を交換することによって、故 障の発生が100時間で1回になり、復旧に要する時間も1時間に短縮した。機器を交換することによって、このシステムの稼働率は幾ら向上したか。

0.01
0.02
0.03
0.04

解答:ウ

<解説>

稼働率は次式で計算することができる。

  稼働率 = MTBF
MTBF+MTTR
MTBF(Mean Time Between Failure:平均故障間隔)
ある機器やシステムが故障するまでの時間の平均値。
MTTR(Mean Time To Repair:平均修理時間)
故障したコンピュータシステムの復旧にかかる時間の平均値。
  1. 機器の交換前の稼働率を計算する。
    MTBF 100÷2=50時間
    MTTR 2時間
    稼働率 50÷(50+2)=0.961
  2. 機器の交換後の稼働率を計算する。
    MTBF 100÷1=100時間
    MTTR 1時間
    稼働率 100÷(100+1)=0.990…
  3. 稼働率の向上分を計算する。
    0.99-0.961=0.03

したがって、ウが正解である。

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