必ず受かる情報処理技術者試験

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平成25年度秋季問題

問題9

クライアントサーバシステムにおけるストアドプロシージャに関する記述のうち、誤っているものはどれか。

機密性の高いデータに対する処理を特定のプロシージャ呼出しに限定することによって、セキュリティを向上させることができる。
システム全体に共通な処理をプロシージャとして格納することによって、処理の標準化を行うことができる。
データベースへのアクセスを細かい単位でプロシージャ化することによって、処理性能(スループット)を向上させることができる。
複数のSQL文から成る手続を1回の呼出しで実行できるので、クライアントとサーバ間の通信回数を減らすことができる。

クライアントサーバシステムにおけるストアドプロシージャに関する記述のうち、誤っているものはどれか。

機密性の高いデータに対する処理を特定のプロシージャ呼出しに限定することによって、セキュリティを向上させることができる。
システム全体に共通な処理をプロシージャとして格納することによって、処理の標準化を行うことができる。
データベースへのアクセスを細かい単位でプロシージャ化することによって、処理性能(スループット)を向上させることができる。
複数のSQL文から成る手続を1回の呼出しで実行できるので、クライアントとサーバ間の通信回数を減らすことができる。

解答:ウ

<解説>

ストアドプロシージャ機能は、データベースに対する一連の処理手順を一つのプログラムにまとめ、データベース管理システムに保存したもの。通常のようにSQL文を一つずつ送るのに比べて、ネットワークのトラフィックを削減できる。また、サーバ上で構文解析や機械語への変換を前もって終わらせておくため、処理時間の軽減にもつながる。

× 機密性の高いデータに対する処理を特定のプロシージャ呼出しに限定することによって、機密性の高いデータを利用者から直接参照できないようにすることができる。その結果、セキュリティを向上させることができる。
× システム全体に共通な処理をプロシージャとして格納しておくことによって、処理の標準化を行うことができる。標準化はストアドプロシージャの最も基本的な使い方である。
ストアドプロシージャではデータベースへの複数の処理をまとめて処理性能の向上を図る。アクセスを細かい単位にプロシージャ化するのは誤った使い方である。
× 複数のSQL文を1回の呼出しで実行できるので、クライアントとサーバ間の通信回数を減らすことができる。