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平成26年度春季問題
問題31
レイヤ2のスイッチングハブの機能として、適切なものはどれか。
ア | IPアドレスを解析することによって、データを中継するか破棄するかを判断する。 |
イ | MACアドレスを解析することによって、必要なLANポートにデータを流す。 |
ウ | OSI基本参照モデルの物理層において、ネットワークを延長する。 |
エ | 互いに直接、通信ができないようなトランスポート層以上の二つの異なるプロトコルの翻訳作業を行い、通信ができるようにする。 |
レイヤ2のスイッチングハブの機能として、適切なものはどれか。
ア | IPアドレスを解析することによって、データを中継するか破棄するかを判断する。 |
イ | MACアドレスを解析することによって、必要なLANポートにデータを流す。 |
ウ | OSI基本参照モデルの物理層において、ネットワークを延長する。 |
エ | 互いに直接、通信ができないようなトランスポート層以上の二つの異なるプロトコルの翻訳作業を行い、通信ができるようにする。 |
解答:イ
<解説>
スイッチングハブとは、スイッチング(他のポートには送信しないという処理)機能を持ったハブ(集線装置)のことである。スイッチングハブは、送られて来たデータの中に含まれる送信先のアドレス(MACアドレス)を読み取り、そのアドレスの端末にのみデータを送る。このため、スイッチングハブを使っている場合は、ネットワーク全体の負荷が軽減し、セキュリティが向上することになる。
OSI参照モデルは、国際標準化機構(ISO)によって策定された、コンピュータの持つべき通信機能を階層構造に分割したモデルである。
階層
- 第7層:アプリケーション層
- 具体的な通信サービス(例えばファイル・メールの転送、遠隔データベースアクセスなど)を提供。
※代表的プロトコル: HTTP,FTP,SMTP - 第6層:プレゼンテーション層
- データの表現方法(例えばEBCDICコードのテキストファイルをASCIIコードのファイルへ変換する)。
※代表的プロトコル: FTP,STMP,SSL - 第5層:セッション層
- 通信プログラム間の通信の開始から終了までの手順(接続が途切れた場合、接続の回復を試みる)。
※代表的プロトコル: NetBIOS,DLC - 第4層:トランスポート層
- ネットワークの端から端までの通信管理(エラー訂正、再送制御等)。
※代表的プロトコル: TCP,UDP - 第3層:ネットワーク層
- ネットワークにおける通信経路の選択(ルーティング)。データ中継。
※代表的プロトコル: IP,ARP,ICMP - 第2層:データリンク層
- 直接的(隣接的)に接続されている通信機器間の信号の受け渡し。
※代表的プロトコル: Ethernet,PPP - 第1層:物理層
- 物理的な接続。コネクタのピンの数、コネクタ形状の規定等。銅線-光ファイバ間の電気信号の変換等。
※代表的プロトコル: UPT,RS232
ア | × | ルータの機能である。 |
イ | ○ | スイッチングハブの機能である。 |
ウ | × | リピータの機能である。 |
エ | × | ゲートウェイの機能である。 |
キーワード
- 「スイッチングハブ」関連の過去問題・・・スイッチングハブとは
- 基本情報技術者 平成24年度(秋季) 問35
- 応用情報技術者 平成23年度(特別) 問36
- 応用情報技術者 平成26年度(春季) 問31
- ネットワークスペシャリスト 平成22年度(秋季) 問7
- 情報セキュリティスペシャリスト 平成23年度(秋季) 問18
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