必ず受かる情報処理技術者試験

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平成26年度春季問題

問題59

スプレッドシートの処理内容の正確性に関わるコントロールを監査する際のチェックポイントはどれか。

スプレッドシートの作成者と利用者が同一であること
スプレッドシートのバックアップが行われていること
スプレッドシートのプログラムの内容が文書化され検証されていること
スプレッドシートを利用する場合の利用権限が定められていること

スプレッドシートの処理内容の正確性に関わるコントロールを監査する際のチェックポイントはどれか。

スプレッドシートの作成者と利用者が同一であること
スプレッドシートのバックアップが行われていること
スプレッドシートのプログラムの内容が文書化され検証されていること
スプレッドシートを利用する場合の利用権限が定められていること

解答:ウ

<解説>

スプレッドシート統制とは、金融商品取引法で企業に要求される内部統制のうち、財務データを扱う場合にスプレッドシート(表計算ソフト)を使用する場合に必要とされる内部統制のことである。
日本公認会計士協会は、「財務報告に係る内部統制の監査に関する実務上の取扱い」の指針の中で、スプレッドシート統制に必要な要件を次のように定めている。

  • スプレッドシートを使用し、財務報告の基礎資料を作成している場合、マクロや計算式等を検証していること
  • スプレッドシートのマクロ、計算式等の検証が適切になされていない場合、手計算で確かめる等の代替的な手段がとられていること
  • スプレッドシートに対するアクセス制御、変更管理、バックアップ等の対応について検証していること
× スプレッドシートの作成者と利用者が同一であっても正確性の統制にはならない。
× スプレッドシートのバックアップが行われていることは、業務の可用性に関わるコントロールのチェックポイントである。
スプレッドシートのプログラムの内容が設計書などにより文書化され検証されていることがチェックポイントとなる。
× スプレッドシートを利用する場合の利用権限が定められていることは、業務の機密性に関わるコントロールのチェックポイントである。