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平成28年度春季問題

問題19

ノンプリエンプティブだけのスケジューリング方式はどれか。

残余処理時間順
到着順
優先度順
ラウンドロビン

ノンプリエンプティブだけのスケジューリング方式はどれか。

残余処理時間順
到着順
優先度順
ラウンドロビン

解答:イ

<解説>

プロセッサは常に1つのプログラムしか実行できないため,マルチタスクでは,複数のプログラムを切り替えて実行しなければならない。このプログラムの切り替え方式には,「プリエンプティブ方式」と「ノンプリエンプティブ方式」がある。

プリエンプティブ方式
OSがプロセッサの実行権限を管理し,プロセスの実行を切り替える方式である。現在のOSは,プリエンプティブ方式が主流だ。
ノンプリエンプティブ方式
プロセスの切り替えをプログラム自身に任せる方式である。ただし,ノンプリエンプティブ方式では,あるプログラムがプロセッサを長時間占有することも可能で,この場合はシングルタスクと同じになってしまう。昔のMac OSやWindows 3.1は,ノンプリエンプティブ方式である。
× 残余処理時間順にタスクを実行するには、OSによるタスクの残余時間管理が必要である。
到着順にタスクを実行し、タスクが終了したら次のタスクを実行してノンプリエンプティブなスケジューリングが可能となる。
× 優先度順にタスクを実行するには、OSによるタスクの優先度管理が必要である。
× ラウンドロビンでは、OSによるタスクの待ち行列管理が必要である。

キーワード