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平成22年度春季問題
問題15
取引データの入力漏れがないことを確保するためのコントロールはどれか。
ア | 責任者が承認した取引データを、入力担当者が入力する。 |
イ | 取引データに帰属部署を設定しておき、その帰属部署名を入力する。 |
ウ | 取引データに連番を付けて、入力後に連番チェックを行う。 |
エ | 取引データの取引金額の適切性を判断する基準を設けておき、責任者がその基準に照らして入力する取引データを承認する。 |
取引データの入力漏れがないことを確保するためのコントロールはどれか。
ア | 責任者が承認した取引データを、入力担当者が入力する。 |
イ | 取引データに帰属部署を設定しておき、その帰属部署名を入力する。 |
ウ | 取引データに連番を付けて、入力後に連番チェックを行う。 |
エ | 取引データの取引金額の適切性を判断する基準を設けておき、責任者がその基準に照らして入力する取引データを承認する。 |
解答:ウ
<解説>
アプリケーションシステムの監査は、アプリケーションシステムで入力,処理,出力されるデータが正確で漏れのない状態になっている(インテグリティが確保されている)かを点検するものである。
データインテグリティは、データが次の4つの特性を持つことである。
網羅性 (完全性) |
データに漏れがなく、重複がないこと |
正確性 | データ項目の内容が正確なこと |
妥当性 | データ項目について、正当な承認を受けていること |
整合性 | ファイル間の整合性が取れていること |
取引データの入力漏れがないことを確保するためのコントロールは、網羅性(完全性)に関するコントロールである。
ア | × | 責任者の承認に関する記述なので、妥当性に関する説明である。 |
イ | × | 帰属部署を正しく入力させるためのコントロールなので、正確性に関する説明である。 |
ウ | ○ | 連番チェックは、完全性に関する代表的なコントロール手法である。 |
エ | × | 責任者の承認に関する記述なので妥当性に関する説明である。 |
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