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平成24年度春季問題

問題12

ある部品を複数台の工作機械によって製作した。 製作された部品の寸法を測定し、ヒストグラムで表すと図のようになった。 このヒストグラムで表すと図のようになった。 このヒストグラムに山が二つある原因を調べるために最初に行うべきことはどれか。

円グラフを作成し、全体に対する部品寸法の各区間の割合を調べる。
工作機械ごとに層別にして、部品寸法の分布を調べます。
散布図を作成し、部品寸法と部品数の相関を調べる。
平均と範囲を計算し、部品寸法のX - R 管理図を作成します。

ある部品を複数台の工作機械によって製作した。 製作された部品の寸法を測定し、ヒストグラムで表すと図のようになった。 このヒストグラムで表すと図のようになった。 このヒストグラムに山が二つある原因を調べるために最初に行うべきことはどれか。

円グラフを作成し、全体に対する部品寸法の各区間の割合を調べる。
工作機械ごとに層別にして、部品寸法の分布を調べます。
散布図を作成し、部品寸法と部品数の相関を調べる。
平均と範囲を計算し、部品寸法のX - R 管理図を作成します。

解答:イ

<解説>

ヒストグラムは、収集したデータを幾つかの区間に分類し、各区間に属するデータの個数を棒グラフとして描き、ばらつきをとらえる。

本来,部品の寸法はまったく同一であるべきである。しかし,実際にはバラ ツキが生じる。そのバラツキの傾向が問題であり,通常はヒストグラムの中央値が頂点となり,左右対称の山型になることが望ましい。つまり,中央値の部品数がもっとも多く,左右に広がるに従って少なくなる。

本問の図の場合は,2 つの山があるので,複数系列の工作機械によって,山の位置がずれているのだろうと推定される。そのずれを知る簡単でよい方法は, ヒストグラムを系列別に作成することである。たとえば,10 台の工作機械のう ち,左側の山を多く作る 4 台のヒストグラムと,右側の山を多く作る 6 台のヒ ストグラムに分ける。 それを実現するためには,最初に選択肢イの“工作機械ごとに層別して,部 品寸法の分布を調べる”ことを行う。 なお,選択肢ウの“散布図を作成して,部品寸法と工作機械の相関を調べる” は,一見すると正しい気がする。しかし,たとえば,X 軸に工作機械,Y 軸に 部品寸法をとる散布図を見ても,何もわからないことに気づく。X 軸の工作機械の並びかたには,何の規則性・連続性もないからである。

× 円グラフを作成し、全体に対する部品寸法の各区間の割合を調べる。
工作機械ごとに層別にして、部品寸法の分布を調べます。
× 散布図を作成し、部品寸法と部品数の相関を調べる。
× 平均と範囲を計算し、部品寸法のX - R 管理図を作成します。

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