オンラインシステムの端末数と平均応答時間の関係を表したグラフとして、適切なものはどれか。ここで一定時間内に1台の端末から到着する平均トランザクション数は一定とする。また、それぞれのグラフの特徴が分かりやすいように補助線(点線)を加えてある。
オンラインシステムの端末数と平均応答時間の関係を表したグラフとして、適切なものはどれか。ここで一定時間内に1台の端末から到着する平均トランザクション数は一定とする。また、それぞれのグラフの特徴が分かりやすいように補助線(点線)を加えてある。
<解説>
一定時間内に1台の端末から到着する平均トランザクション数は一定としているので,M/M/1の待ち行列モデルに従うと考えることができる。
平均応答時間をTn,平均サービス時間をTs,利用率をρとすると,平均応答時間は以下の式で表せる。
式より平均応答時間は1-ρに反比例するのでρが大きくなるほど平均応答時間は急激に上昇する。
よってエが正解である。
【 別解 】
M/M/1待ち行列モデルなどでは、端末数が少ないうちは待ち時間は、一定に近く(平均応答時間は穏やかに推移)、システムの利用率が増大すると待ち時間は急激に伸びる。(平均応答時間は急激に伸びる)
よってエが正解である。