共通フレーム2007によれば、企画プロセスにおけるシステム化構想の立案の前提となるものはどれか。
ア | 業務要件定義 |
イ | 経営事業目標 |
ウ | システム化計画 |
エ | システム設計 |
共通フレーム2007とは、情報システムの企画から開発、運用、保守、廃棄にいたるライフサイクルにおける全体の仕事のプロセスを明確にすることにより、関係者間で共通の言葉,共通のものさしが使えるように定義したものである。
共通フレーム2007における企画プロセスでは、「経営事業の目的,目標を達成するために必要なシステムに関係する要求事項の集合とシステム化の方針,及びシステムを実現するための実行計画を得ること」を目的に、プロセス開始の準備,システム化構想の立案,システム化計画の立案の三つのアクティビイティで構成されている。
システム化構想の立案では、「どのようなシステムを開発するべきか」を立案するために、企業の経営要求や経営課題の確認,現在の事業環境やIT技術の動向などについて調査や分析を行う。
したがって、イが正解である。