仮想記憶方式のコンピュータシステムにおいて処理の多重度を増やしたところ、ページイン、ページアウトが多発して、システムの応答速度が急激に遅くなった。このような現象を何というか。
| ア | オーバレイ |
| イ | スラッシング |
| ウ | メモリコンパクション |
| エ | ロールアウト |
| ア | × | オーバレイは、大きな容量のプログラムを主記憶上で使うための入れ替えの仕組みである。 |
| イ | ○ | スラッシングとは、仮想記憶環境下において物理メモリが不足し、オペレーティングシステムがディスクとの入出力に処理能力のほとんどを奪われてしまった状態を指す。 |
| ウ | × | メモリコンパクションは、メモリ(メインメモリ、主記憶装置)上の空き領域の断片化を解消し、連続した広い空き領域に再編することである。 |
| エ | × | ロールアウトは、メインメモリーに空き容量がない状態のときに、優先順位の低いデータを補助記憶装置へ退避させることである。 |