モジュール設計に関する記述のうち、モジュール強度(結束度)が最も強いものはどれか。
ア | ある木構造データを扱う機能をデータとともに一つにまとめ、木構造データをモジュールの外から見えないようにした。 |
イ | 複数の機能のそれぞれに必要な初期設定の操作が、ある時点で一括して実行できるので、一つのモジュールにまとめた。 |
ウ | 二つの機能A,Bのコードは重複する部分が多いので、A,Bを一つのモジュールとし、A,Bの機能を使い分けるための引数を設けた。 |
エ | 二つの機能A,Bは必ずA,Bの順に実行され、しかもAで計算した結果をBで遣うことがあるので、一つのモジュールにまとめた。 |
モジュール強度とは、モジュール内部の関連性の強さを表すものである。モジュール強度が強いほうがモジュールの独立性が高くなる。
機能的強度が最も強度が強く,順に弱くなっていきます。
モジュール強度 | 名称 | 内容 |
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強い ↑ ↓ 弱い |
機能的強度 | 1つの機能だけを実行するモジュール |
情報的強度 | 特定のデータに関するモジュール | |
連絡的強度 | モジュー内でデータのやりとりをおこない、逐次的な複数の機能をまとめたモジュール | |
手順的強度 | モジュール内ではデータの受け渡しがなく、逐次的な複数の機能をまとめたモジュール | |
時間的強度 | あるタイミングで実行される機能を集めたモジュール | |
論理的強度 | 論理的な関連がある機能を1つのモジュールとしてまとめたもの | |
暗号的強度 | モジュールを単純に分割したもの |
ア | ○ | 情報的強度に関する説明である。 |
イ | × | 時間的強度に関する説明である。 |
ウ | × | 論理的強度に関する説明である。 |
エ | × | 手順的強度に関する説明である。 |