CMMIを説明したものはどれか。
ア | ソフトウェア開発組織及びプロジェクトのプロセスの成熟度を評価するためのモデルである。 |
イ | ソフトウェア開発のプロセスモデルの一種である。 |
ウ | ソフトウェアを中心としたシステム開発及び取引のための共通フレームのことある。 |
エ | プロジェクトの成熟度に応じてソフトウェア開発の手順を定義したモデルである。 |
CMMI(Capability Maturity Model Integration:能力成熟度モデル統合版)とは、ソフトウェア開発を中心としたプロセスの成熟度を評価するための指標のことである。1999年、カーネギーメロン大学ソフトウェアエンジニアリングインスティテュート(SEI)によって開発された。
CMMIは5つのモデルから構成されている。より高いレベルのCMMIに準拠することによって開発プロセスがより成熟してゆく仕組みになっている。CMMIは開発プロセスの国際標準的モデルとして普及している。
なお、5つのモデルは次のものである。
成熟度 | 内容 |
---|---|
レベル1 初期レベル |
開発プロセスが管理されず、場当たり的で混沌としておりプロジェクトの繰り返し能力がない。 |
レベル2 管理されたレベル |
開発プロセスが管理され、スケジュールと予算が容認できる範囲内に収まっている。 |
レベル3 定義されたレベル |
開発プロセスが明示的に定義され、組織内でそれを共有し利用している。 |
レベル4 定量的に管理されたレベル |
実績が定量的に把握され、プロセスが定量的に管理されている。 |
レベル5 最適化しているレベル |
組織的にプロセスを改善する仕組みがあり、最適化している。 |
ア | ○ | CMMIの説明である。 |
イ | × | CMMIは特定のソフトウェア開発のプロセスモデルを想定していない。 |
ウ | × | 共通フレーム2007の説明である。 |
エ | × | OPM3(Organizational Project Management Maturity Model:組織的プロジェクトマネジメント成熟度モデル)の説明である。 |