必ず受かる情報処理技術者試験

問題10

ポケットスタディ 基本情報午後・要点整理―即効!7つの知識 (情報処理技術者試験)

CPUのパイプラインハザードのうち、制御ハザードの発生原因として、適切なものはどれか。

キャッシュミス
先行する命令の結果に依存する演算命令
ハードウェア資源の競合
分岐命令

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解答:エ

パイプライン処理を行う場合にも、複数の命令同士が持つ依存関係から命令の投入を中断せざるを得ない状況が生じうるが、これをパイプラインハザードと呼ぶ。ハザードが発生すると処理速度の低下に繋がる。

データ・ハザード
処理するデータの依存関係に起因するハザードである。
構造ハザード
ハードウェア的な資源の競合に起因するハザードである。
制御ハザード(分岐ハザード)
制御の依存に起因するハザードである。
× キャッシュミスは、CPUのパイプライン処理の前段階における処理である。したがってパイプラインハザードではない。
× 先行する命令の結果に依存する演算命令はデータハザードである。
× ハードウェア資源の競合は構造ハザードである。
分岐命令によって次に実行する分岐先の命令が特定できないために発生するハザードを制御ハザードという。
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