必ず受かる情報処理技術者試験

問題62

ポケットスタディ 基本情報午後・要点整理―即効!7つの知識 (情報処理技術者試験)

ITベンダにおけるソリューションビジネスの推進で用いるバランススコアカードの、学習と成長のKPIの目標例はどれか。 ここで、ソリューションとは“顧客の経営課題の達成に向けて、情報技術と専門家によるプロフェッショナルサービスを通して支援すること”とする。

サービスを提供した顧客に対して満足度調査を行い、満足度を5段階評価で平均3.5以上とする。
再利用環境の整備によってソリューション事例の登録などを増やし、顧客提案数を前年度の1.5倍とする。
情報戦略のコンサルティングサービスに重点を置くために、社内要員30名をITのプロフェッショナルとして育成する。
情報戦略立案やシステム企画立案に対するコンサルティングの受注金額を、全体の15%以上とする。

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解答:ウ

バランススコアカードとは、経営管理手法の一つで、企業の経営戦略から各部署や従業員の具体的な行動を決める方法のことである。企業のビジョンと戦略を4つの視点で分類し各視点ごとに目標,評価指標,具体的方法を設定する。

バランスト・スコアカードにおける4つの視点は次のものである。

財務の視点
株主や従業員などの利害関係者の期待にこたえるため、企業業績として財務的に成功するためにどのように行動すべきかの指標を設定する。
顧客の視点
企業のビジョンを達成するために、顧客に対してどのように行動すべきかの指標を設定する。
内部ビジネスプロセスの視点
財務的目標の達成や顧客満足度を向上させるために、優れた業務プロセスを構築するための指標を設定する。
学習と成長の視点
企業のビジョンを達成するために組織や個人として、どのように変化(改善)し能力向上を図るかの指標を設定する。
× 顧客の満足度の平均を3.5以上とするので,「顧客の視点」である。
× 再利用環境の整備によって行うので,「内部 ビジネスプロセスの視点」である。
社内要員をITのプロフェッショナルとして人材育成するので,「学習と成長の視点」である。
× 受注金額を,全体の15%以上とするので,「財務の視点」である。
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