入出力処理が主体のタスクをタイプA、CPU処理が主体のタスクをタイプBとする。マルチプログラミング環境で、同数のタイプAとタイプBのタスクを同時に実行する場合、システムのスループットが最も高くなることが期待できるスケジュール方式はどれか。
ア | タイムスライス方式のスケジューリングを採用し、タイムクウォンタムはタイプAのタスクを長くし、タイプBのタスクを短くする。 |
イ | タイムスライス方式のスケジューリングを採用し、タイムクウォンタムはタイプAのタスクを短くし、タイプBのタスクを長くする。 |
ウ | 優先度方式のスケジューリングを採用し、優先度はタイプAのタスクを高くし、タイプBのタスクを低くする。 |
エ | 優先度方式のスケジューリングを採用し、優先度はタイプAのタスクを低くし、タイプBのタスクを高くする。 |
入出力処理が多いタスクは、CPU処理と比べてCPUを使わない時間が多くなるので、CPU処理を多く行うタスクに多くのCPUを使わせる方が全体として効率的であるといえる。一方で、入出力の必要があった場合には、速やかにCPUを使えるようにするべきである。よってウが正解である。