必ず受かる情報処理技術者試験

問題28

ポケットスタディ 基本情報午後・要点整理―即効!7つの知識 (情報処理技術者試験)

入出力処理が主体のタスクをタイプA、CPU処理が主体のタスクをタイプBとする。マルチプログラミング環境で、同数のタイプAとタイプBのタスクを同時に実行する場合、システムのスループットが最も高くなることが期待できるスケジュール方式はどれか。

タイムスライス方式のスケジューリングを採用し、タイムクウォンタムはタイプAのタスクを長くし、タイプBのタスクを短くする。
タイムスライス方式のスケジューリングを採用し、タイムクウォンタムはタイプAのタスクを短くし、タイプBのタスクを長くする。
優先度方式のスケジューリングを採用し、優先度はタイプAのタスクを高くし、タイプBのタスクを低くする。
優先度方式のスケジューリングを採用し、優先度はタイプAのタスクを低くし、タイプBのタスクを高くする。

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解答:ウ

タイムスライス方式
1つのタスクが CPU を占有する時間を決めて、これを超えた場合、 他のタスクに CPU を使用できる権利を割り当てる方式
優先度方式
タスクに優先順位をつけて、優先度の高いものから順に処理を行う方式。(待ち時間も考慮した優先順位にしないと、いつまでも処理されないタスクが発生する可能性があります:スタベーション)

入出力処理が多いタスクは、CPU処理と比べてCPUを使わない時間が多くなるので、CPU処理を多く行うタスクに多くのCPUを使わせる方が全体として効率的であるといえる。一方で、入出力の必要があった場合には、速やかにCPUを使えるようにするべきである。よってウが正解である。

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