システムが稼働不能となった際のバックアップサイトをウォームサイト,コールドサイト,ホットサイトの3種類に分類したとき,一般に障害発生から復旧までの時間が短い順に並べたものはどれか。
ア |
ウォームサイト,コールドサイト,ホットサイト |
イ |
ウォームサイト,ホットサイト,コールドサイト |
ウ |
コールドサイト,ウォームサイト,ホットサイト |
エ |
ホットサイト,ウォームサイト,コールドサイト |
解答・解説を見る
解答:エ
「ホットサイト」、「ウォームサイト」、「コールドサイト」は、いずれも予備の情報処理施設(DRサイト)としての形態のことである。
- ホットサイト
- 運用系と同じ構成で離れた場所にバックアップ用の待機系サイトを稼動させ,ネットワークを介して常時更新を行うことで,災害発生時などに業務を中断せずに続行する方式である。
最も速やかに、DRサイトへの切り替えができる。
- ウォームサイト
- あらかじめ予備のサイトにハードウェアを用意し,定期的にデータやプログラムを搬入して,障害発生時にこれらを用いて復元し,業務を再開する方式である。
ホットサイトの次に速やかにDRサイトへの切り替えができる。
- コールドサイト
- 再開を容易にするためのネットワーク接続などを備えた場所のみを用意しておき,災害発生時点でハードウェア,データ,プログラムを持ち込んで,バックアップ用システムを立ち上げる方式である。
DRサイトの中で、最も切り替えに時間を要する。
よって復旧時間が短い順に、ホットサイト,ウォームサイト,コールドサイトとなる。