コンピュータシステムの高信頼化技術は,目標とする特性から RASIS と呼ばれる。RASIS を構成する五つの要素はどれか。
      
        
          | ア | 
          信頼性,可用性,保守性,保全性,機密性 | 
        
        
          | イ | 
          信頼性,経済性,拡張性,再現性,操作性 | 
        
        
          | ウ | 
          正確性,可用性,拡張性,保全性,機密性 | 
        
        
          | エ | 
          正確性,経済性,保守性,再現性,操作性 | 
        
      
      
      
        解答・解説を見る
        
        解答:ア
                RASISとは、コンピュータシステムが期待された機能・性能を安定して発揮できるか否かを検証するための評価項目として知られる5つの要素。
        
          - Reliability(信頼性)
 
          - 故障や障害、不具合の発生しにくさを表す。稼働時間当たりの障害発生回数(MTBF:Mean Time Between Failures)などの指標で表すことが多い。
 
          - Availability(可用性)
 
          - 稼働率の高さ、障害や保守による停止時間の短さを表す。全時間に対する稼働時間の割合(稼働率)などの指標で表す場合が多い。
 
          - Serviceability(保守性)
 
          - 障害復旧やメンテナンスのしやすさを表す。障害発生から復旧までの平均時間(MTTR:Mean Time To Repair)などの指標で表すことが多い。
 
          - Integrity(保全性・完全性)
           
          - 過負荷時や障害時のデータの破壊や不整合のおきにくさを意味する。
 
          - Security(機密性)
 
          - 外部からの侵入・改ざんや機密漏洩の起きにくさを表す。