様々なサイズのメモリ資源を使用するリアルタイムシステムのメモリプール管理において,可変長方式と比べた場合の固定長方式の特徴として,適切なものはどれか。
ア |
メモリ効率が良く,獲得及び返却の処理速度は遅く一定である。 |
イ |
メモリ効率が良く,獲得及び返却の処理速度は遅く不定である。 |
ウ |
メモリ効率が悪く,獲得及び返却の処理速度は速く一定である。 |
エ |
メモリ効率が悪く,獲得及び返却の処理速度は速く不定である。 |
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解答:ウ
メモリプール管理には、可変長方式と固定長方式がある。
- 可変長方式
- 必要なサイズのメモリ領域を個々の獲得要求に応じて確保する方式
- フラグメンテーション(断片化)が発生しないため、メモリーの利用効率が良い。
- メモリ領域の区画を探索するアルゴリズムが必要で処理速度が遅くなる。
- 固定長方式
- 必要なサイズにかかわらず、常に一定のサイズのメモリ領域を確保する方式
フラグメンテーション(断片化)が発生してしまうので、可変長方式に比べてメモリーの利用効率は悪くなります。一方で、ブロックサイズが一定であるため一定時間で処理が可能です。
- フラグメンテーション(断片化)が発生してしまうので、メモリーの利用効率は悪い。
- 処理速度が速く一定である。