プライベートIPアドレスの複数の端末が,一つのグローバルIPアドレスを使ってインターネット接続を利用する仕組みを実現するものはどれか。
ア | DHCP |
イ | DNS |
ウ | NAPT |
エ | RADIUS |
ア | × | DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は、インターネットなどのネットワークに一時的に接続するコンピュータに、IPアドレスなど必要な情報を自動的に割り当てるプロトコルである。 |
イ | × | DNS(ドメイン ネーム システム:Domain Name System)はインターネットを使った階層的な分散型データベースシステムである。 現在ではおもにインターネット上のホスト名や、電子メールに使われるドメイン名とIPアドレスとの対応づけを管理するために使用されている。 |
ウ | ○ | NAPT(Network Address Port Translation:IPマスカレード)は、インターネットに接続された企業などで、一つのグローバルなIPアドレスを複数のコンピュータで共有する技術。組織内でのみ通用するIPアドレス(ローカルアドレス)と、インターネット上のアドレス(グローバルアドレス)を透過的に相互変換することにより実現される。 |
エ | × | RADIUS(Remote Authentication Dial-In User Service)は、ダイヤルアップユーザの認証システムのことである。 電話回線などを通じてアクセスサーバにダイヤルアップしたユーザを認証し、割り当てるべきIPアドレスをアクセスサーバに伝えたり、課金情報を収集したりする。アクセスサーバとの間で認証用のユーザIDやパスワードをやり取りする際にはMD5を使った独自の方式を用い、セキュリティを高めている。 |