必ず受かる情報処理技術者試験

問題95

ポケットスタディ 基本情報午後・要点整理―即効!7つの知識 (情報処理技術者試験)

前文

【中間B】施設の入室管理に関する次の記述を読んで、問93~96に答えよ。

S社のT営業所では、IDカードによる入室管理システムを導入することになった。T営業所の施設の種類と管理対象者の区分(以下、対象区分という)を表のように分類し、入室許可の有無の区分(以下、許可区分という)の設定を行う。ここで、表は施設に対して入室を許可する区分を“○"、入室を許可しない対象区分を“×"で示す。

施設と対象区分に対する許可区分の設定は、入室管理システムの管理用PCから、次の設定の形式のとおりに入力する。

  (1) 設定は、形式1を1行目に記述し、形式2を2行目以降に必要な行数だけ記述する。
  (2) 許可区分には、入室を許可する場合は“ACCEPT"、入室を許可しない場合は“DENY"を記述する。
  (3) 形式1は、ポリシを記述するための形式であり、最初の項目には“ポリシ"と記述する。ポリシの記述とは、2行目以降に記述する行のいずれにも該当しない施設と対象区分の組合せに対して、適用する許可区分を指定するものである。
  (4) 形式2には、施設と対象区分の組合せとそれに対する許可区分を記述する。施設に対して許可区分が同じ対象区分については、コンマで区切って複数記述できる。
  (5) 入室が許可されるかどうかは、2行目以降で記述した行の順に評価される。指定した施設と対象区分の組合せの行が見つかれば、その行の許可区分を適用し、それ以降の行の評価は行わない。

次の表に示す許可区分の設定について、ポリシの許可区分をACCEPTにしたときの設定の記述は図1である。新たに、課長に対して特別会議室の入室を許可することになり、“課長"という対象区分を設け、図2の設定の記述を追加することにした。図1に、図2の設定を追加する位置として、適切な位置は①~④のどれか。

なお、“課長"の対象区分には営業課長と技術課長が属しており、それぞれの課長はそれぞれの所属課員の対象区分にも属している。管理対象者が二つの対象区分に属する場合、設定の記述の評価において、施設と一方の対象区分との組合せと合致する行が見つかれば、その行の許可区分が適用される。

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解答:ア

  1. 問題文より「それぞれの課長はそれぞれの所属課員の対象区分にも属している」なので、課長は営業課員あるいは技術課員にも属している。
  2. 問題文より「設定の記述の評価において、施設と一方の対象区分との組合せと合致する行が見つかれば、その行の許可区分が適用される。」なので、②に追加すると特別会議室に対して営業課員あるいは、技術課員は入室拒否される。
  3. よって、①に追加しなければならない。
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