ITサービスマネジメントのプロセスにおいて,過去の履歴や構成情報などをデータベース化する目的a~cのうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a | ITサービスに関連する構成要素の情報を常に正しく,最新の状態であるように維持管理し,必要な情報をいつでも確認できるようにする。 | |
b | 過去に対応したインシデントの記録をナレッジとして蓄積し,利用者からの問い合わせに対する一次回答率を高める。 | |
c | 過去に発生した障害の原因と対策を蓄積し,再発の防止に努める。 |
ア | a |
イ | a,b,c |
ウ | b |
エ | b,c |
ITIL(Information Technology Infrastructure Library)はITサービス管理・運用規則に関するベストプラクティス(成功事例)を調和的かつ包括的にまとめた一連のガイドブックである。
ITILにおけるサービスサポートは、「インシデント管理」、「問題管理」、「構成管理」、「変更管理」、「リリース管理」の5つのプロセスで構成されている。
a | ITサービスに関連する構成要素の情報を常に正しく,最新の状態であるように維持管理し,必要な情報をいつでも確認できるようにする。 ⇒○:構成管理の説明である。 |
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b | 過去に対応したインシデントの記録をナレッジとして蓄積し,利用者からの問い合わせに対する一次回答率を高める。 ⇒○:サービスデスクの説明である。 |
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c | 過去に発生した障害の原因と対策を蓄積し,再発の防止に努める。 ⇒○:インシデント管理の説明である。 |
したがって、イが正解である。