必ず受かる情報処理技術者試験

問題92

ポケットスタディ 基本情報午後・要点整理―即効!7つの知識 (情報処理技術者試験)

前文

交通費申請システムの導入の検討に関する次の記述を読んで,四つの問いに答えよ。

S社の企画部では交通費申請システムの導入を検討している。企画部のAさんは,上司のB課長から"先日のシステム導入検討会の内容をまとめてほしい。まずは,交通費申請に関する現在の問題点とシステムへの要望を整理して,システムがもつべき機能を洗い出すことから始めてはどうだろうか。そして,システム導入の目的を明確にしていくことが大切だね。"との指示を受けた。システム導入検討会のメモは,次のとおりである。

〔システム導入検討会のメモ〕

(1)利用区間と申請された金額が正しいかどうかの確認に,最も多くの時間を掛けている。

(2)市販のソフトウェアを利用すれば,システム導入費用が安くなるはずである。

(3)数日分をまとめて申請できる方法があってもよい。

(4)申請書類に記入するべき項目が記入されていないなどの書類の不備が多い。

(5)申請書類の計算ミスが多くて,承認までに時間が掛かっている。

(6)システム導入後も,申請書類の不備やミスは本人が修正して再度提出する。

(7)過去に申請したデータを再利用して申請したい。

(8)申請後に申請した交通費がいつ支払われるのかが分かるとよい。

(9)システム導入時には説明会を聞いてほしい。

Aさんは,システム導入の目的を"申請手続の効率化"にしたいと考えた。この目的に基づいてシステム導入を進めるに当たり,優先して取り組むべきこととして,適切なものはどれか。

システム説明会を多く開催して,全社員がシステムを使えるようにすること
市販のソフトウエアを利用して,できるだけ安くシステムを導入すること
電子メールを利用して,交通費が支払われる日を連絡すること
利用区間から金額を設定する機能を導入して,その自動化を図っていくこと

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解答:エ

× システムの教育訓練をすることで、全社員がシステムを使えるようにはなる。しかし"申請手続の効率化"にはつながらない。
× 安くシステムを導入しても"申請手続の効率化"にはつながらない。
× 電子メールを利用して,交通費が支払われる日を連絡するとシステムの利便性はよくなる。しかし"申請手続の効率化"にはつながらない。
利用区間から金額を設定する機能を導入して,その自動化を図っていくことで"申請手続の効率化"につながる
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