期間10日のプロジェクトを5日目の終了時にアーンドバリュー分析したところ、表のとおりであった。現在のコスト効率が今後も続く場合、完成時総コスト見積もり(EAC)は何万円か。
ア | 110 |
イ | 120 |
ウ | 135 |
エ | 150 |
EVM(Earned Value Management:アーンドバリュー分析)とは、プロジェクトマネジメントにおいて進捗状況の把握・管理を行う手法である。
EVMでは、コスト,スケジュール(進捗)の両面からプロジェクトの状況とパフォーマンスを数値化することができる。
アーンド・バリュー・マネジメントの各種用語の説明を下記に記す。
EACの算出には、次の方法がある。
現在の差異 (コスト効率) が将来も続くと判断した場合、基準コスト (BAC) から現時点で完成している価値 (EV) を引いて、今後生み出す価値を算出し、それをコスト効率指標 (CPI) で割ることで、今後の作業を完了するために必要な予算 (ETC) を算出し、それに実績コスト(AC) でを加えて完成時予測総コスト (EAC) を算出する。
EAC | = | AC+ (BAC - EV) ÷ CPI | |
したがって、 | |||
EAC | = | 60+(100-40)÷(40÷60)≒150 | |
となる。 |
よってエが正解である。