“システム監査基準"における、組織体がシステム監査を実施する目的はどれか。
ア | 外部の専門企業によるテストによって、社内ネットワーク環境の脆弱性を知り、ネットワーク環境を整備する。 |
イ | 自社の強み・弱み、自社を取り巻く機会・脅威を整理し、新たな経営戦略・事業分野を設定する。 |
ウ | 情報システムにまつわるリスクに対するコントロールの整備・運用状況を評価し、改善につなげることによって、ITガバナンスの実現に寄与する。 |
エ | ソフトウェア開発の生産性のレベルを客観的に知り、開発組織の能力を向上させるために、より高い生産性レベルを目指して取り組む。 |
システム監査基準の前文に次の記述がある。
システム監査は、組織体の情報システムにまつわるリスクに対するコントロールが適切に整備・運用されていることを担保するための有効な手段となる。また、システム監査の実施は、組織体のITガバナンスの実現に寄与することができ、利害関係者に対する説明責任を果たすことにつながる。
したがって、ウが正解である。
ア | × | ペネトレーションテストの説明である。 |
イ | × | SWOT分析の説明である。 |
ウ | ○ | 監査を実施する目的である。 |
エ | × | CMMの目的である。 |