必ず受かる情報処理技術者試験

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平成22年度秋季解答

問題46

図のアローダイアグラムで示される日程のプロジェクトが開始されてから5週が経過した。各工程の進捗率が表に示すとおりの場合、プロジェクト完了の遅延につながる工程はどれか。ここで、今後の各工程の作業は、当初の予定取どおり進むものとする。

B
E
F
G

解答:エ

<解説>

  1. プロジェクト完了の遅延につながる工程なので、クリティカルパスを計算する。
    下図より、クリティカルパスはC → G = 10である。
  2. Cは2週間作業に要するので作業開始から5週間後なのでGは3週間分の作業が終わっている必要がある。
    しかし、Gの進捗率は25%なので、2週間分(8×0.25=2)の作業しか終わっていない。
    したがって、Gが1日作業が遅れている。

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問題47

現行システムを新システムに切り替えるに当たり、現行システムから新システムに移行すべきデータ、移行に必要な資源などを整理して、移行計画書を作成した。移行計画書に含める事項として、最も適切なものはどれか。

新システムで提供される画面や帳票の操作手順
新システムに切り替えるためのスケジュール及び体制
新システムに求められる機能要件
データの定期的なバックアップ手順

解答:イ

<解説>

移行計画書に含める事項には、次のものがある。

  • 移行のタイミング
  • スケジュール
  • 業務への影響と対処方法
  • 体制

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問題48

システム開発プロセスを要件定義、外部設計、内部設計、プログラミングに分け、テストの種類を運用テスト、結合テスト、システムテスト、単体テストに分けたとき、図のa~cに入れる字句の適切な組合せはどれか。

解答:イ

<解説>

結合テスト
モジュールやプログラム間のインタフェースや相互の関連性を検証するテストである。
内部設計で設計した要件どおりに正しく実行できるかを検証する。
システムテスト
すべてのモジュールを結合して,システム全体の動作を検証するテストである。
外部設計で設計した要件どおりに正しく実行できるかを検証する。
運用テスト
現場の実行したで現場の要求に耐えうるかを検証するテストである。
要件定義で設計した要件どおりに正しく実行できるかを検証する。

 

 

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問題49

システム開発プロセスには、システム要件定義、ソフトウェア要件定義、ソフトウェア方式設計、ソフトウェア詳細設計などがある。システム要件定義で実施する作業として、適切なものはどれか。

応答時間の目標値の決定
データベースのレコード及び主キーの決定
データを処理するアルゴリズムの決定
プログラム間でやり取りされるデータの形式の決定

解答:ア

<解説>

システム要件定義
システム要件をプログラムやデータベースに細かく分析したものであり、それが適切に実現しているかは結合テストで確認する。
システム方式設計
システム要件を実現するために必要なハードウェアやソフトウェア構成を明確にする。
ソフトウェア要件定義
システムを構成する各ソフトウェアに求められる機能,能力などを明確にする。
ソフトウェア方式設計
ソフトウェアが持つ、機能や具体的な処理方式の設計などを行う。
ソフトウェア詳細設計
プログラミングのアルゴリズム、データベースでのクラス図、画面や帳票のデザイン、プログラム間のデータ受渡しなどを決定する。
システム要件定義で実施する作業である。
× ソフトウェア要件定義で実施する作業である。
× ソフトウェア詳細設計で実施する作業である。
× システム方式設計で実施する作業である。

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問題50

セキュリティワイヤの用途として、適切なものはどれか。

火災が発生した場合に重要な機器が焼失しないようにする。
事務室に設置されているノート型PCの盗難を防止する。
社外で使用するノート型PCの画面の盗み見を防止する。
停電が発生した場合でもシステムに代替電力を供給する。

解答:イ

<解説>

セキュリティワイヤは、ノート型PCと机などを細いワイヤで固定して盗難防止や移動を制限するためのものである。

× 電気設備用の消化器の用途である。
セキュリティワイヤの用途である。
× のぞき見防止フィルタの用途である。
× UPS(Uninterruptible Power Supply:無停電電源装置)の用途である。

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