必ず受かる情報処理技術者試験

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平成22年度春季解答

問題16

企業の経営に対する信念や価値観を社員や顧客、社会に対して示すものとして最も適切なものはどれか。

経営課題
経営計画
経営戦略
経営理念

解答:エ

<解説>

経営理念とは、経営目的の価値的側面、つまり抽象的、理論的な目的である。つまり、「会社や組織は何のために存在するのか、経営をどういう目的で、どのような形で行うことができるのか」を述べたものである。

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問題17

TOBの説明として、適切なものはどれか。

買付け価格と期間を公表し、不特定多数の株主から株式を買い集めること
株式の所有を通じて、他企業を支配又はコントロールすること
企業が自ら発行した株式を市場の時価で買い入れること
企業の経営陣が自社株の買取を実施し、企業の所有権を取得すること

解答:ア

<解説>

TOB(Take Over Bid:株式公開買付け)とは、買収側の企業が被買収側の企業の株式を価格、株数、買い付け期間などを公開して、株式市場を通さず直接株主から買い取る手法である。

TOB(Take Over Bid:株式公開買付け)に関する説明である。
× M&A(Mergers and Acquisitions:企業の合併と買収)に関する説明である。
× 自己株式取得に関する説明である。
× MBO(Management By Out:経営陣買収)に関する説明である。

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問題18

業務要件の定義に関する記述として、適切なものはどれか。

システム開発を実施するに当たって、開発に必要な体制、資源を定義する。
システム戦略に基づいてシステムの全体像を定義する。
求められるシステムを構成するソフトウェアの動作や処理内容を定義する。
利用者のニーズを考慮して、システム化対象業務の業務手順や関連する組織における責任、権限などを定義する。

解答:エ

<解説>

業務要件の定義では、利用者のニーズを考慮して、システム化対象業務の業務手順や関連する組織における責任、権限などを定義する。

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問題19

企業の経営状況を外部に公開することを何というか。

株式公開
企業格付け
コンプライアンス
ディスクロージャ

解答:エ

<解説>

× 株式公開とは、株式を、売出しや新規発行によって株式市場に流通させ、広く一般からも株主を募ることである。
× 企業格付けとは、専門機関が企業の経営状態を分析し、債務の元利の返済能力を簡単な記号で表示して、企業財務の素人でも経営状態がすぐにわかるようにすることである。
× コンプライアンス(法令遵守)とは、法令や規則を遵守することである。
ディスクロージャとは、企業などが投資者や債権者などの利害関係者に対して、経営や財務の状況をはじめ、各種の情報を公開することである。

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問題20

消費財メーカにおけるBSC(バランススコアカード)で、顧客の視点に関する業績評価指標として、最も適切なものはどれか。

開発効率
キャッシュフロー
市場占有率
特許取得件数

解答:ウ

<解説>

バランスト・スコアカードにおける4つの視点は次のものである。

財務の視点
株主や従業員などの利害関係者の期待にこたえるため、企業業績として財務的に成功するためにどのように行動すべきかの指標を設定する。
顧客の視点
企業のビジョンを達成するために、顧客に対してどのように行動すべきかの指標を設定する。
内部ビジネスプロセスの視点
財務的目標の達成や顧客満足度を向上させるために、優れた業務プロセスを構築するための指標を設定する。
学習と成長の視点
企業のビジョンを達成するために組織や個人として、どのように変化(改善)し能力向上を図るかの指標を設定する。
× 内部ビジネスプロセスの視点に関する業績評価指標である。
× 財務の視点に関する業績評価指標である。
顧客の視点に関する業績評価指標である。
× 学習と成長の視点に関する業績評価指標である。

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