必ず受かる情報処理技術者試験

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平成21年度秋季問題

問題6

モジュール設計書を基にモジュール強度を評価した。適切な評価はどれか。

[モジュール設計書(抜粋)]

上位モジュールから渡される処理コードに対応した処理をする。処理コードが“I”のときは挿入処理、処理コードが“U”のときは更新処理、“D”のときは削除処理である。

これは“暗合的強度”のモジュールである。モジュール内の機能間に特別な関係はなく、むしろ他のモジュールとの強い関係性を持つ可能性が高いので、モジュール分割をやり直した方がよい。
これは“情報的強度”である。同一の情報を扱う複数の機能を、一つのモジュールにまとめている。 モジュール内に各処理の入り口を設けているので、制御の結びつきがなく、これ以上のモジュール分割は不要である。
これは“連絡的強度”である。 モジュール内でデータの受け渡し又は参照を行いながら、複数の機能を逐次的に処理している。 再度見直しを図り、必要に応じて更にモジュール分割を行った方がよい。
これは“論理的強度”である。 関連した幾つかの機能を含み、パラメタによっていずれかの機能を選択して実行している。 現状では大きな問題となっていないとしても、仕様変更に伴うパラメタの変更による影響を最小限に抑えるために、機能ごとにモジュール分割するか入口点を設ける方がよい。

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問題7

ブラックボックステストのテストデータの作成方法のうち、最も適切なものはどれか。

稼動中のシステムから実データを無作為に抽出し、テストデータを作成する。
機能仕様から同値クラスや限界値を識別し、テストデータを作成する。
業務で発生するデータの発生頻度を分析し、テストデータを作成する。
プログラムの流れ図から、分岐条件に基づいたテストデータを作成する。

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問題8

プログラムテスト仕様書の作成手順として、作業項目を適切な順序に並び変えたものはどれか。

  a テスト環境、テスト方法などのプログラムテストに関する概要を記述する。
  b テストケースごとのテストデータの作成と予想結果の作成を行う。
  c テスト項目をすべて列挙する。
  d テスト効率を上げるために、適切なテストケースを設定する。
  e テストを実行するときの個々の詳細な手順を設定する。
a,c,d,b,e
a,c,e,d,b
a,e,c,d,b
a,e,d,b,c

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問題9

製品を出荷前に全数検査することによって、出荷後の故障数を減少させ、修理費用を低減したい。次の条件で全数検査を行ったときに低減できる費用は何万円か。ここで、検査時に故障が発見された製品は修理して出荷するものとする。

  [条件]
  (1) 製造する個数:500個
  (2) 全数検査を実施しなかった場合の出荷個数に対する故障率:3%
  (3) 全数検査で発見される製造個数に対する故障率:2%
  (4) 全数検査を実施した場合の出荷工数に対する故障率:1%
  (5) 検査費用:1万円/個
  (6) 出荷以前の故障費用:50万円/個
  (7) 出荷後の故障費用:200万円/個
1,000
1,500
2,000
2,250

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問題10

開発した製品で利用している新規技術に関して特許の出願を行った。日本において特許権の取得が可能なものはどれか。

学会で技術内容を発表した日から11か月目に出願した。
顧客と守秘義務の確認を取った上で技術内容を説明した後、製品発表前に出願した。
製品に使用した暗号の生成式を出願した。
製品を発売した後に出願した。

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