必ず受かる情報処理技術者試験

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平成21年度秋季解答

問題16

システムの開発要件を定義する上で、前提となる要件定義作業はどれか。

対象業務の業務モデルから業務機能を支援するシステム化機能を整理し、その実現のために必要なシステム方式を策定する。
対象業務の具体的な業務上の問題点を分析し、解決方向を明確化するとともに、システムを用いて実現すべき課題を定義する。
利害関係者からニーズを整理し、新しい業務の在り方や運用をまとめた上で、業務上実現すべき要件を明らかにする。
利害関係者要件のシステム要求が技術的に実現可能であるかを検証し、システム設計が可能な技術要件に変換する。

解答:ウ

<解説>

共通フレーム2007(体系図) (経済産業省) より、

× 当選択肢の説明は,“1.4.3.7 システム化機能の整理とシステム方式の策定” に該当する。
× 当選択肢の説明は,“1.4.3.3 対象業務のシステム課題の定義”に該当する。
当選択肢の説明は,“1.5.2.2 業務要件の定義”に該当する。
× 当選択肢の説明は,“1.6.3 システム方式設計”に該当する。

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問題17

請書を渡すと契約が成立する書類はどれか。

RFI
RFP
注文書
提案書

解答:ウ

<解説>

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問題18

製品開発の際に用いられ、表の行に目的とする品質を、列に直接管理可能な要求を記入した2元表を用い、互いの関係付けから重要性の高い品質要素は何かを明らかにする手法はどれか。

FMEA
FTA
田口メソッド
品質機能展開

解答:エ

<解説>

× FMEA (Failure Mode and Effect Analysis:故障モードと影響解析)とは、システムにおける重大な事故・危険の未然防止策を検討するため、設計段階でシステムを構成する部分(サブシステム)の故障モードを一覧表に列記し、それらが生起した場合に上位システムが受ける影響をランク付けする手法
× FTA(Fault Tree Analysis:故障の木解析)とは、信頼性または安全性の上で、その発生が好ましくない事象を取り上げ、その事象を引き起こす要因を連鎖的に展開し、 その因果関係を論理記号と事象記号を用いて樹形図(FT図)に図示し、対策を打つべき発生経路および発生要因、発生確率を解析する手法
× 田口メソッドとは、技術開発・新製品開発を効率的に行う開発技法
品質機能展開とは、客の声を抽出して整理し,ベンチマーキング(他社比較)することにより,他社よりも「魅力のある」商品企画と製品SPECへの展開,技術課題の抽出と各部門の課題への展開を行う手法

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問題19

経済産業省によれば、エンタープライズアーキテクチャ(EA)のビジネスアーキテクチャで機能情報関連図(DFD)を作成する目的はどれか。

業務・システムの機能と情報の流れを明確にする。
業務・システムの目的・機能、情報システムの管理・運用体制を明確にする。
情報システム間でやり取りされる情報の種類と方向を明確にする。
物理的データ構造を明確にする。

解答:ア

<解説>

DFDとは、システム間のデータの流れを、4つの記号を用いて示す図式化方式のことである。

データについて、発生・吸収・処理・蓄積という状態を、データの流れを示す矢印で繋いで作成する。データの発生源から出力先までを視覚的に表すことによって、データの流れが明確になる。これにより、業務の効率化ポイントを容易に発見することが可能になる等のメリットがある。

DFDを作成することで業務・システムの機能と情報の流れを明確にすることができる。
× DFDでは、情報システムの管理・運用体制を明確にすることはできない。
× DFDでは、情報システム間でやり取りされる情報の種類と方向を明確にすることはできない。
× DFDでは、物理的なデータ構造を明確にすることはできない。

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問題20

BI(Business Intelligence)を説明したものはどれか。

企業内の業務の流れを可視化し、業務改善サイクルを適用することで、継続的な業務改善に活用しようとする手法
企業内の異なるシステムを互いに連結し、データやプロセスの効率的な統合を図ることで、企業経営に活用しようとする手法
企業内の重要な戦略目標の達成度を測定するための指標の値を把握し、分析することで、業務の進捗管理に活用しようとする手法
企業内の膨大なデータを蓄積し、分析・加工することで、企業の迅速な意思決定に活用しようとする手法

解答:エ

<解説>

業務システムなどから蓄積される企業内の膨大なデータを、蓄積・分析・加工して、企業の意思決定に活用しようとする手法。その背景にはデータウェアハウスやデータマイニングの技術の進展がある。

× BPM(Business Process Management)の説明である。
× ERP(Enterprise Resource Planning)パッケージの説明である。
× SLA(Service Level Agreement)の説明である。
BI(Business Intelligence)の説明である。

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