必ず受かる情報処理技術者試験

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平成22年度秋季解答

問題6

IT投資案件Xにおいて、投資効果をNPVで評価する場合の算出式はどれか。

解答:ウ

<解説>

  1. 1年度は100/1.025
  2. 2年度は80/1.0252
  3. 3年度は70/1.0253
  4. 4年度は60/1.0254
  5. 5年度は50/1.0255
  6. 1~5を合計した上で、最初の投資額200を差し引いたものが投資効果をNPVで評価した投資効果である。
    したがって、ウが正解である。

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問題7

アンゾフの成長マトリクスを説明したものはどれか。

外部環境と内部環境から、強み、弱み、機会及び脅威の四つの要因について情報を整理し、企業を取り巻く環境を分析する手法である。
企業ビジョンと戦略を実現するために、財務、顧客、内部ビジネスプロセス及び学生と成長の四つの視点から事業活動を検討し、アクションプランまで具体化していくマネジメント手法である。
事業を、市場浸透、市場拡大、製品開発及び多角化の四つのタイプに分類し、事業の方向性を分析する手法である。
製品を、導入期、成長期、成熟期及び衰退期の四つの段階に分類し、企業にとって最適な戦略を分析する手法である。

解答:ウ

<解説>

アンゾフの成長マトリクスとは、製品と市場を軸にした2次元の表を作り、成長戦略を「市場浸透」「製品開発」「市場開拓」「多角化」の4つに分類する。

市場浸透戦略
現在の市場で、現在取り扱っている製品の販売を伸ばす成長戦略。例えば、既存顧客に広告や値引きなどを通じて、既存商品をより多く買ってもらえるようにする方法である。
市場開拓戦略
新しく顧客を開拓して、既存製品の販売を伸ばす成長戦略。例えば、国内向け商品を海外にも販売するという方法である。
製品開発戦略
既存の顧客層に向けて、新製品を開発して販売する成長戦略。製品のモデルチェンジやバージョンアップなどが該当する。
多角化戦略
新しい製品分野・市場分野に乗り出し、新しい事業を展開することで成長する戦略。例えば、航空会社が音楽流通ビジネスを展開するような方法である。
× SWOT分析の説明である。
× バランススコアカードの説明である。
アンゾフの成長マトリクスの説明である。
× プロダクトライフサイクルの説明である。

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問題8

バリューチェーンは、付加価値を生み出す事業活動を五つの主活動と四つの支援活動に分類する。支援活動に該当するものはどれか。

技術開発
購買物流
サービス
出荷物流

解答:ア

<解説>

バリュー・チェーン(Value Chain:価値連鎖)は、企業の様々な活動が最終的な付加価値にどのように貢献しているのか、その量的・質的な関係を鳥瞰的に分析することができるツールである。

バリューチェーン・モデルでは一般的な構造として企業の活動を、上流から下流に至る事業の流れに沿って「購買物流」「製造」「出荷物流」「マーケティングと販売」「サービス」の5つの『主活動』と、これら主活動をサポートする「調達活動」「技術開発」「人的資源管理」「全般管理(財務、法務、情報サービスなど)」の4つの『支援活動』に区分している。

したがって、アが正解である。

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問題9

事業戦略のうち、収穫戦略に該当するものはどれか。

売上高をできるだけ維持しながら、製品や事業にかけるコストを徐々に引き下げていくことによって、短期的なキャッシュフローの増大を図る。
事業を分社化し、その会社を売却することによって投資資金の回収を図る。
新規事業に進出することによって企業を成長させ、利益の増大を図る。
低価格戦略と積極的なプロモーションによって、新製品のマーケットシェアの増大を図る。

解答:ア

<解説>

収穫戦略とは、売上高を維持しながら、かけるコストだんだん引き下げていき収益を最大限に確保しながら段階的に撤退していく戦略のことである。

したがって、アが正解である。

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問題10

マーケットバスケット分析を説明したものはどれか。

POSシステムで収集した販売情報から、顧客が買物をした購入商品の組合せなどを分析する。
網の目状に一定の経線と緯線で区切った地域に対して、人口、購買力など様々なデータを集計し、より細かく地域の分析を行う。
一定の目的で地域を幾つかに分割し、各地域にオピニオンリーダを選んで反復調査を行い、地域の傾向や実態を把握する。
商品ごとの販売金額又は粗利益額を高い順に並べ、その累積比率から商品を三つのランクに分けて商品分析を行い、売れ筋商品を把握する。

解答:ア

<解説>

マーケットバスケット分析とは、データマイニングの利用法の1つで、POSデータやECサイトのトランザクション(取引)データを分析して、“一緒に買われる商品”の組み合わせを発見する探索的データ分析のことである。

したがって、アが正解である。

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