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平成26年度春季問題

問題29

分散データベースにおいて図のようなコマンドシーケンスがあった。 調停者がシーケンスaで発行したコマンドはどれか。 ここで、コマンドシーケンスの記述にUMLのシーケンス図の記法を用いる。

COMMITの実行要求
ROLLBACKの実行要求
判定コードの書出し要求
ログ書出しの実行要求

分散データベースにおいて図のようなコマンドシーケンスがあった。 調停者がシーケンスaで発行したコマンドはどれか。 ここで、コマンドシーケンスの記述にUMLのシーケンス図の記法を用いる。

COMMITの実行要求
ROLLBACKの実行要求
判定コードの書出し要求
ログ書出しの実行要求

解答:イ

<解説>

問題の分散データベースでは、2相コミットメント制御を行なっている。

2相コミットメント制御とは、複数のデータベースの内容を更新するトランザクション処理において、処理が矛盾しないよう整合性を保つための手法である。2相コミットメント制御では、結果としてトランザクションはコミットされるか失敗する(ロールバックする)かのいずれかの状態となる。

問題では、COMMIT可否問合せにて「COMMIT不可」がレスポンスが返されている。したがって、(イ)ROLLBACKの実行要求を行い、UPDATE前の状態に復元する。