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平成27年度秋季問題

問題32

ルータがルーティングテーブルに①~④のエントリをもつとき、10.1.1.250宛てのパケットをルーテイングする場合に選択するエントリはどれか。 ここで、ルータは最長一致検索及び可変長サブネットマスクをサポートしているものとする。

ルータがルーティングテーブルに①~④のエントリをもつとき、10.1.1.250宛てのパケットをルーテイングする場合に選択するエントリはどれか。 ここで、ルータは最長一致検索及び可変長サブネットマスクをサポートしているものとする。

解答:ウ

<解説>

最長一致検索とは、宛先IPアドレスなどのパケットの値がルーティングテーブルの複数のエントリの条件と一致したとき、サプネットマスクのビット長が最も長いエントリに一致したとみなすことである。

× ①のエントリ:宛先が10.0.0.0でサプネットマスクが255.0.0.0なので宛先IPアドレスの先頭1バイトの{直が10であるパケットが全てルーティングされる。サブネットマスクのビット長は8となる。
× ②のエントリ:宛先が10.1.1.0でサプネットマスクが255.255.255.0なので、宛先IPアドレスの先頭3バイトの値が10,1.1であるパケットがルーティングされる。サブネットマスクのビット長は24となる。
③のエントリ:宛先が10.1.1.128でサプネットマスクが255.255.255.128なので、宛先IPアドレスが10.1.1.129~10.1.1.254であるパケットがルーティングされる。サブネットマスクのビット長は25となる。
× ④のエントリ:任意のパケットがこの条件に一致する。サブネットマスクのビット長は0である。