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平成27年度春季問題

問題30

DBMSに実装すべき原子性(atomicity)を説明したものはどれか。

同一のデータベースに対する同一処理は、何度実行しても結果は同じである。
トランザクションが完了すると、その後にハードウェア障害が発生しても、更新されたデータベースの内容は保証される。
トランザクション内の処理は、全て実行されるか、全て取り消されるかのいずれかしかない。
一つのトランザクションの処理結果は、他のトランザクション処理の影響を受けることはない。

DBMSに実装すべき原子性(atomicity)を説明したものはどれか。

同一のデータベースに対する同一処理は、何度実行しても結果は同じである。
トランザクションが完了すると、その後にハードウェア障害が発生しても、更新されたデータベースの内容は保証される。
トランザクション内の処理は、全て実行されるか、全て取り消されるかのいずれかしかない。
一つのトランザクションの処理結果は、他のトランザクション処理の影響を受けることはない。

解答:ウ

<解説>

ACIDは、トランザクション処理の信頼性を保証するために求められる性質である。

原子性(Atomicity:不可分性)、一貫性(Consistency)、独立性(Isolation)、および永続性(Durability)から合成された頭字語である。

原子性(Atomicity)
トランザクションの処理が完全に実行されるか、全く処理をしないかのどちらかである。
一貫性(Consistency)
トランザクションの実行によってデータベースの内容に矛盾が生じない。
独立性(Isolation)
複数のトランザクションを同時に実行しても処理過程は他者から隠蔽され、影響されない。
永続性(Durability)
トランザクションが完了した操作は、失われない。
× 一貫性(Consistency)の説明である。
× 永続性(Durability)の説明である。
原子性(Atomicity)の説明である。
× 独立性(Isolation)の説明である。