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平成31年度春季問題
問題32
インターネット接続において、複数のISP回線を使用した冗長化構成を表す用語はどれか。
ア | IP-VPN |
イ | インターネットVPN |
ウ | 広域イーサネット |
エ | マルチホーミング |
インターネット接続において、複数のISP回線を使用した冗長化構成を表す用語はどれか。
ア | IP-VPN |
イ | インターネットVPN |
ウ | 広域イーサネット |
エ | マルチホーミング |
解答:工
<解説>
ISP回線とは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)が提供する、個人や企業がインターネットに接続するために必要な回線のことである。複数のISP と接続しておけば,1つのISPに障害が発生した場合,他のISP に迂回して接続することができる。これによって,障害の影響を回避することができる。
ア | × | IP-VPN の本来の意味は IP 網を利用した VPN ということであるが,通常は,インターネットを介さず,電気通信事業者の提供するIP 網を使用したものを指す。 インターネットを介さない IP-VPN は,セキュリティや通信品質を向上させることができる。 |
イ | × | インターネット VPN は,インターネットを介して構築される VPN である。インターネット VPN では,インターネットを使うため,回線を維持するための費用が非常に低く,専用線などと比べて極めて低コストで運用することができる。しかし,データが盗聴される可能性が高いため,種々のセキュリティ技術が使われている。 |
ウ | × | 広域イーサネットは,複数拠点の LAN をそのまま接続する技術で,100km 単位の大型ネットワークを指す。イーサネット(Ethernet)で使用されているスイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)を組み合わせて構築する。スイッチングハブはルータ(レイヤ 3 スイッチ)と比べて接続が簡単で,安価,故障しにくいなどのメリットがある。 |
エ | ○ | マルチホーミングは,ホストやネットワークなどからインターネットなどの外部回線に接続するとき,複数の経路を利用することである。一般的には,企業などの組織の内部ネットワークからは1 つの ISP に接続することが多いが,複数のISP と接続しておけば,障害が発生したときの迁回路となる。 |
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