- トップページ
- ITパスポート
- 平成22年度春季問題
- 平成22年度春季解答・解説
平成22年度春季解答
問題31
Aさんだと10日、Bさんだと15日かかるプログラム開発の作業がある。これをAさんとBさんが一緒に作業した場合、何日かかるか。ここで、2人で作業を行った場合もそれぞれの作業効率は変わらないものとする。
ア | 5 |
イ | 6 |
ウ | 7.5 |
エ | 12.5 |
解答:イ
<解説>
- Aさんの作業量は1本/10日である。
- Bさんの作業量は1本/15日である。
- AさんとBさんが一緒に作業した場合の作業量を計算する。
1本/10日+1本/15日 = 3本/30日+2/30日 = 5本/30日 = 1本/6日 - 1~3より6日かかることが分かる。
よって正解はイである。
問題32
サービスマネジメントのPDCAサイクルのうち、A(Act)で実施することはどれか。
ア | サービスマネジメントの適用範囲や必要な資源などを明確にする。 |
イ | 資源の活用状況の測定やプロセスの監視を行う。 |
ウ | 資源の活用に関する改善目標の設定やプロセスの改善などを行う。 |
エ | 割り当てられた資源の管理や、サービスデスク及び運用者を含むチームの管理などを行う。 |
解答:ウ
<解説>
PDCAサイクルとは、マネジメント手法の一種で、「計画」(Plan)、「実行」(Do)、「点検」(Check)、「改善」(Action)の頭文字をとったものである
- 計画(Plan)
- 従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する
- 実行(Do)
- 計画に沿って業務を行う
- 点検(Check)
- 業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する
- 改善(Action)
- 実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする
ア | 計画(Plan)に該当する。 |
イ | 点検(Check)に該当する。 |
ウ | 改善(Action)に該当する。 |
エ | 実行(Do)に該当する。 |
問題33
ある開発プロジェクトでソフトウェア結合テストを終了し、システムの機能を確認するシステムテストを行っている。このシステムテストで、あるプログラムに不良が多発しているとの報告があった。プロジェクトマネージャが最初に行うべきこととして、最も適切なものはどれか。
ア | システムテストを中断し、ソフトウェア結合テストからやり直す。 |
イ | テストの進捗に遅れが出ないようにするために、問題のあるプログラムのテスト要員を増やす。 |
ウ | 問題のあるプログラムの品質を再評価し、システムテストへの影響を把握する。 |
エ | 問題のあるプログラムをテスト対象から外し、プログラムを再作成する。 |
解答:ウ
<解説>
ア | × | システムテストを中断する前に不良の影響範囲と不良が多発している原因を調査する必要がある。また、原因を調査し改善を行わなければ、ソフトウェア結合テストからやり直す。 |
イ | × | 不良が多発している中、問題のあるプログラムのテスト要員を増やしてもテスト工数が増大するだけで意味がない。まずは、不良の影響範囲と不良が多発している原因を調査する必要がある。 |
ウ | ○ | 問題のあるプログラムの品質を再評価し、システムテストへの影響を把握する。 |
エ | × | 問題のあるプログラムをテスト対象から外し、テストを行ったのではシステムテストの意味がない。また不良が多発している原因を調査しないでプログラムを再作成しても同じ用に不良が多発するであろう。 |
問題34
ソフトウェア結合テストに関して説明したものはどれか。
ア | 関連する業務処理を行っているシステムと結合して、正常に稼動することを確認する。 |
イ | すべての命令や分岐条件などを網羅するホワイトボックステストによってプログラムが仕様書どおりに動作することを確認する。 |
ウ | プログラマが検査ツールやチェックリストを利用して、プログラムがコーディング基準に従って作成されていることを確認する。 |
エ | プログラム間のインタフェースが整合していることを確認する。 |
解答:エ
<解説>
結合テストは、モジュールやプログラム間のインタフェースや相互の関連性を検証するテストである。
ア | × | システムテストに関する説明である。 |
イ | × | 単体テストに関する説明である。 |
ウ | × | 単体テストに関する説明である。 |
エ | ○ | 結合テストに関する説明である。 |
問題35
図のアローダイアグラムで、AからGに至る全体の作業日数に影響を与えないことを条件に、C→Fの作業の遅れは最大何日間まで許容できるか。
ア | 1 |
イ | 2 |
ウ | 3 |
エ | 4 |
解答:エ
<解説>
- 最早結合日(最も早く作業を開始できる日)を求める。
- 下図より、C→Fの作業の遅れは4日(13日-3日-6日=4)まで許容されることが分かる。
お問い合わせ