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平成22年度春季解答
問題46
プロジェクトマネージャが行うプロジェクト関係者とのコミュニケーションに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
ア | どのような報告をいつ、だれに対してどのような方法で行うか、プロジェクトの開始時点で決めておく。 |
イ | 発注者にプロジェクトの進捗報告を行うときは、開発担当者が作成した進捗報告をそのまま使用する。 |
ウ | プロジェクトチームのメンバとのコミュニケーションは、連絡の迅速性を重視して口頭で行う。 |
エ | プロジェクトの規模にかかわらず、定期的にプロジェクト内外の関係者全員を集めた進捗状況確認の会議を開催する。 |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | プロジェクトの開始時点で連絡系統を決めておくことは、コミュニケーション計画に相当するので正しい。 |
イ | × | 発注者にプロジェクトの進捗報告を行うときは、開発担当者が作成した進捗報告をそのまま使用するべきではない。 進捗報告は、 開発担当者からの報告を基に全体の状況を整理しプロジェクトマネージャが作成するべきである。 |
ウ | × | プロジェクトチームのメンバとのコミュニケーションは、記録が残るようにメールや報告書などで行うべきである。 |
エ | × | プロジェクトの規模や時期に応じて関係者を集めるべきである。常に関係者全員を集めるのは時間の無駄である。 |
問題47
プログラムの単体テストに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | 作成したプログラムごとのテストは行わず、複数のプログラムを組み合せ、一括してテストする。 |
イ | テスト仕様は、システム要件を定義する際に作成する。 |
ウ | テストデータは、システムの利用者が作成する。 |
エ | ロジックの網羅性も含めてプログラムをテストする。 |
解答:エ
<解説>
ア | × | 結合テストに関する記述である。 |
イ | × | システムテストに関する記述である。 |
ウ | × | 運用テストに関する記述である。 |
エ | ○ | 単体テストに関する記述である。 |
問題48
ITサービスにおいて、問題が発生したときの解決プロセスにはインシデント管理と問題管理がある。インシデント管理の説明として、適切なものはどれか。
ア | 将来発生する可能性のある問題の原因を取り除き、問題発生を未然に防ぐ。 |
イ | 発生した問題によって生じたサービスの低下や停止から、可能な限り迅速にサービスを復旧させる。 |
ウ | 発生した問題によって生じた変更を、効果的かつ効率的に実施する。 |
エ | 発生した問題の根本原因を突き止めて、恒久的な解決策を提供する。 |
解答:イ
<解説>
インシデント管理とは、インシデント(システム障害などのITサービス業務を阻害又は低下させる状態)が発生した場合に、迅速なサービスの復旧を行い、企業が行う事業活動への影響を最小限に抑える事を目的としたプロセスである。
ア | × | 問題管理に関する説明である。 |
イ | ○ | インシデント管理に関する説明である。 |
ウ | × | 変更管理に関する説明である。 |
エ | × | 問題管理に関する説明である。 |
問題49
ソフトウェアの受入れに関する記述として、適切なものはどれか。
ア | 受入れでは、そのソフトウェア開発者の支援などの関与があってはならない。 |
イ | 受入れでは、そのソフトウェアの開発で用いた詳細設計に基づいて、取得者がレビュー及びテストする。 |
ウ | 受入れでは、そのソフトウェアの開発者が主体的に行う。 |
エ | 受入れでは、そのソフトウェアの取得者が行い、開発者は受入れを支援する。 |
解答:エ
<解説>
ア | × | 受入れでは、そのソフトウェア開発者の支援などの関与があってもよい。 |
イ | × | 受入れでは、そのソフトウェアの取得者が作成したテスト仕様書に基づいて、取得者がレビュー及びテストする。 |
ウ | × | 受入れでは、そのソフトウェアの取得者が主体的に行う。 |
エ | ○ | 受入れでは、そのソフトウェアの取得者が行い、開発者は受入れを支援する。 |
問題50
図は開発するソフトウェアの動作ロジックを検討し、その結果を文書化した流れ図の一部である。このような作業を実施するのはソフトウェア開発のどの段階か。
ア | システム方式設計 |
イ | システム要件定義 |
ウ | ソフトウェア詳細設計 |
エ | ソフトウェア要件定義 |
解答:ウ
<解説>
ソフトウエアの流れ図(フローチャート)を作成するのは、ソフトウエア詳細設計である。
ア | × | システム方式設計では、システム要件を実現するために必要なハードウェアやソフトウェア構成を明確にする。 |
イ | × | システム要件定義では、業務の観点から開発すべき情報システムの機能や機能、信頼性などについて決定する。 |
ウ | ○ | ソフトウェア詳細設計では、プログラミングのアルゴリズム、データベースでのクラス図、画面や帳票のデザイン、プログラム間のデータ受渡しなどを決定する。 |
エ | × | ソフトウェア要件定義では、システム要件をプログラムやデータベースに細かく分析したものであり、それが適切に実現しているかは結合テストで確認する。 |
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