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平成22年度春季解答
問題56
PCのOSに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | OSが異なってもOSとアプリケーションプログラム間のインタフェースは統一されているので、アプリケーションプログラムはOSの種別を意識せずに処理を行うことができる。 |
イ | OSはアプリケーションプログラムに対して、CPUやメモリ、補助記憶装置などのコンピュータ資源を割り当てる。 |
ウ | OSはファイルの文字コードを自動変換する機能をもつので、アプリケーションプログラムは、ファイルにアクセスするときにファイル名や入出力データの文字コード種別の違いを意識しなくても処理できる。 |
エ | アプリケーションプログラムが自由にOSの各種機能を利用できるようにするために、OSには、そのソースコードの公開が義務付けられている。 |
解答:イ
<解説>
ア | × | OSとアプリケーションプログラム間のインタフェースは統一されていない。アプリケーションプログラムがOSの種別によって動作しないことがある。 |
イ | ○ | OSはアプリケーションプログラムに対して、CPUやメモリ、補助記憶装置などのコンピュータ資源を割り当てる。 |
ウ | × | OSはファイルの文字コードを自動変換する機能をもたないので、アプリケーションプログラムは、ファイルにアクセスするときにファイル名や入出力データの文字コード種別の違いを意識する必要がある。 |
エ | × | OSに、ソースコードの公開義務はない。 |
問題57
図に示すあるシステムの運転状況において、区間Aにおける平均故障間隔(MTBF)は何時間か。
ア | 20 |
イ | 110 |
ウ | 200 |
エ | 220 |
解答:ウ
<解説>
MTBF(Mean Time Between Failure:平均故障間隔)とは、ある機器やシステムが故障するまでの時間の平均値である。
従って、
MTBF | = | 稼働時間の合計÷故障回数 | |
= | (300時間+200時間+100時間)÷3 | ||
= | 200時間 |
となる。よって正解はウである。
問題58
電子メールで使用されるMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)に関する記述として、適切なものはどれか。
ア | 画像ファイルなどの添付ファイルを電子メールで送る方法 |
イ | 公開鍵暗号方式を用いて、電子メールを暗号化して送る方法 |
ウ | 電子メールの本文をHTML記述することで、Webページのようなレイアウトやデザインを実現する方法 |
エ | メールサーバから利用者の端末に電子メールを転送する方法 |
解答:ア
<解説>
MIME( Multipurpose Internet Mail Extension ) とは、インターネットやイントラネットなどのTCP/IPネットワーク上でやりとりされる電子メールで、各国語や画像、音声、動画などを扱うための規格である。
ア | ○ | MIME( Multipurpose Internet Mail Extension )に関する説明である。 |
イ | × | S/MIME(secure MIME)に関する説明である。 |
ウ | × | HTMLメールに関する説明である。 |
エ | × | POP3(Post Office Protocol version 3)に関する説明である。 |
問題59
Webで使用されるCookieに関する記述として、適切なものはどれか。
ア | HTMLによる文章のレイアウトを、細かく指定できるフォーマット規格である。 |
イ | HTTPに暗号化の機能を追加したプロトコルである。 |
ウ | Webサーバと外部プログラムが連携し、動的にWebサーバを生成する仕組みである。 |
エ | アクセスしてきたブラウザに、Webサーバからの情報を一時的に保存する仕組みである。 |
解答:エ
<解説>
クッキー(Cookie)とは、WebブラウザーがアクセスしたときにWebサイトから送信され、利用者のパソコンのハードディスク上に保存される情報ファイルのことである。
ア | × | CSS(Cascading Style Sheets:カスケーディング・スタイル・シート)に関する説明である。 |
イ | × | HTTPS(Hyper Text Transfer Protocol over transport layer Security)に関する説明である。 |
ウ | × | CGI(Computer Generated Imagery)に関する説明である。 |
エ | ○ | Cookieに関する説明である。 |
問題60
ある音をコンピュータのファイルにデータとして記録するとき、符号化ビット数を8ビットとしている。符号化ビット数を16ビットに変更し、同じ音を同じサンプリング周波数で記録したときの説明として、適切なものはどれか。
ア | 音の振幅をより細かく記録できる。 |
イ | 記録時間が同じ場合、データ量は少なくなる。 |
ウ | 記録したデータの加工に必要なCPUの負担は減る。 |
エ | 記録できる周波数の上限が高くなる。 |
解答:ア
<解説>
符号化ビット数を8ビットから16ビットに変更することで、表現できるデータの範囲(8ビット:256通り→16ビット:65536通)が増える。したがって、音の強弱(振幅)をより細かく(高音質)に記録することができる。
ア | ○ | 音の振幅をより細かく記録できる。 |
イ | × | 記録時間が同じ場合、データ量は多くなる。 |
ウ | × | 記録したデータの加工に必要なCPUの負担は増える。 |
エ | × | 記録できる周波数の上限は変わらない。 |
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