必ず受かる情報処理技術者試験

当サイトは、情報処理技術者試験に合格するためのWebサイトです。
ITパスポート試験,基本情報技術者,応用情報技術者,高度試験の過去問題と解答及び詳細な解説を掲載しています。
  1. トップページ
  2. ITパスポート
  3. 平成24年度秋季問題一覧
  4. 平成24年度秋季問題95-解答・解説-分析

平成24年度秋季問題

問題95

データの符号化に関する次の記述を読んで,四つの問いに答えよ。 図1は,8×8画素の白黒の画像例である。この図に対して,白を0,黒を1として表すと,図2に示すように8ビットのビット列が8行あるディジタルデータとして,画像データを表現することができる。

文字データしか送れない通信で画像データを送ろうとする場合,画像データを文字データであるかのように変換して通信する必要がある。 また,文字データと比べてデータ量の大きい画像データを効率よく通信するために,データを圧縮して送るという工夫がなされる。図2のビット列を左上から順に見ていくと,0が10個続き,次に1が34個続き,その次に0が20個続いていることが分かる。この同じ値が続く個数のことをランレングスという。これを利用して画像データを圧縮する方法を考える。

次に示す画像データの表現方法は,画像データの情報量を圧縮することを目的とする変換である。図2に示す画像データは,何ビットで表現されるか。

〔画像データの表現方法〕

(1)画像データをランレングスで表現し,それらの値を最大128の範囲で区切る。例えば,ランレングスが200の場合は,128と72の二つのランレングスに分ける。

(2)(1)で表現したそれぞれの値から1を引き,2進数7ビットで表現する。各7ビットに対して,白の場合は0を,黒の場合は1を,それぞれの色情報として先頭ビットに補って各8ビットで表現する。

7
8
21
24

次に示す画像データの表現方法は,画像データの情報量を圧縮することを目的とする変換である。図2に示す画像データは,何ビットで表現されるか。

〔画像データの表現方法〕

(1)画像データをランレングスで表現し,それらの値を最大128の範囲で区切る。例えば,ランレングスが200の場合は,128と72の二つのランレングスに分ける。

(2)(1)で表現したそれぞれの値から1を引き,2進数7ビットで表現する。各7ビットに対して,白の場合は0を,黒の場合は1を,それぞれの色情報として先頭ビットに補って各8ビットで表現する。

7
8
21
24

解答:エ

<解説>

  1. 図2は次のように、3つで構成されている。
  2. 青色の部分は、0が10ビット続いているので、1010です。(2進7ビットの表記で00001010)
    先頭に、0(白)を補った00001010となります。
  3. 黄色の部分は、1が34ビット続いているので、0100010です。
    先頭に、1(黒)を補った10100010となります。
  4. 赤色の部分は、0が20ビット続いているので、0010100です。
    先頭に、0(白)を補った00010100となります。
  5. 1~4より00001010 10100010 00010100となる。
  6. 8ビットのランレングスが3個あるので、(エ)24ビットが正解である。