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平成24年度春季問題
問題90
システムの受入れテストに関する次の記述を読んで、四つの問いに答えよ
企業向け研修サービス会社のA社では、次の研修サービスの概要を要件とした研修申込受付システム(以下、研修システムという)の開発をソフトウェア開発業者に委託した。A社の業務担当Bさんは、研修システムの受入れテストを担当することになった。受入れテストには研修サービスの概要のとおり、表1に示す研修コースをテストデータとして使用する。
[研修サービスの概要](1)研修の申込みは、顧客企業の申込責任者が取りまとめて行う。顧客企業には、会員企業(以下、会員という)と、非会員である一般企業(以下、一般という)がある。
(2)研修代金は研修コースによって異なり、受講料とは別に、テキスト代を請求するコースとテキスト代を請求しないコースがある。
(3)開講日の翌月第1営業日に申込責任者ごとに前月の受講料とテキスト代を記載した請求明細書を作成し、研修代金として顧客企業に請求する。
(4)開講日の3営業日前(開講日を含まない)までに申込みの取消しをせずに、開講日当日に欠席をした申込者は欠席扱いとし、テキスト代は請求せず受講料を請求する。開講日3営業日前までに取り消し申込者は取消扱いとし、受講料及びテキスト代は請求しない。
(5)受講料には割引制度がある。その適用条件として、次の①~③が設定されている。テキスト代については割引の適用はない。受講料の割引処理は、請求明細書の作成時に行われる。
①会員の申込者は、受講料を10%割り引く。
②同じ申込者に対して、同一月に開港された複数のコースがある場合、それぞれのコースの受講料を10%割り引く。
③①と②の両方に該当するときは、それぞれのコースの受講料を20%割り引く。
次の研修受講状況をテストケースとして、受講料とテキスト代に関する記述として、適切なものはどれか。
[研修受講状況]
(1) 試験花子さんは会員、応用次郎さんは一般に属している。
(2) 試験花子さんは、コースPとコースSを受講した。
(3) 応用次郎さんは、コースQとコースRを受講した。
ア | 応用次郎さんのコースQの受講料は7,200円、テキスト代は1800円である。 |
イ | 応用次郎さんのコースRの受講料は18,000円、テキスト代は請求なしである。 |
ウ | 試験花子さんのコースPの受講料は8,000円、テキスト代は2,000円である。 |
エ | 試験花子さんのコースSの受講料は15,000円、テキスト代は1,500円である。 |
次の研修受講状況をテストケースとして、受講料とテキスト代に関する記述として、適切なものはどれか。
[研修受講状況]
(1) 試験花子さんは会員、応用次郎さんは一般に属している。
(2) 試験花子さんは、コースPとコースSを受講した。
(3) 応用次郎さんは、コースQとコースRを受講した。
ア | 応用次郎さんのコースQの受講料は7,200円、テキスト代は1800円である。 |
イ | 応用次郎さんのコースRの受講料は18,000円、テキスト代は請求なしである。 |
ウ | 試験花子さんのコースPの受講料は8,000円、テキスト代は2,000円である。 |
エ | 試験花子さんのコースSの受講料は15,000円、テキスト代は1,500円である。 |
解答:イ
<解説>
- 試験花子さんの受講料
- 試験花子さんは、会員に属する。
- 試験花子さんは、9月4日開催のコースPと同一月でない10月2日開催のコースSを受講した。
→10%の割引率が適用される。
→コースPの受講料は、10,000×0.9=9,000円,テキスト代は、2,000円である。
→コースSの受講料は、15,000×0.9=13,500円,テキスト代は、1,500円である。
- 応用次郎さんの受講料
- 応用次郎さんは、一般に属する。
- 応用次郎さんは、9月17日開催のコースQと同一月の9月25日開催のコースRを受講した。
→10%の割引率が適用される。
→コースQの受講料は、8,000×0.9=7,200円,テキスト代は、無料である。
→コースRの受講料は、20,000×0.9=18,000円,テキスト代は、無料である。
したがって、イが正解である。
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