必ず受かる情報処理技術者試験

当サイトは、情報処理技術者試験に合格するためのWebサイトです。
ITパスポート試験,基本情報技術者,応用情報技術者,高度試験の過去問題と解答及び詳細な解説を掲載しています。
  1. トップページ
  2. ITパスポート
  3. 平成24年度春季問題一覧
  4. 平成24年度春季問題91-解答・解説-分析

平成24年度春季問題

問題91

システムの受入れテストに関する次の記述を読んで、四つの問いに答えよ

企業向け研修サービス会社のA社では、次の研修サービスの概要を要件とした研修申込受付システム(以下、研修システムという)の開発をソフトウェア開発業者に委託した。A社の業務担当Bさんは、研修システムの受入れテストを担当することになった。受入れテストには研修サービスの概要のとおり、表1に示す研修コースをテストデータとして使用する。

[研修サービスの概要]
(1)研修の申込みは、顧客企業の申込責任者が取りまとめて行う。顧客企業には、会員企業(以下、会員という)と、非会員である一般企業(以下、一般という)がある。
(2)研修代金は研修コースによって異なり、受講料とは別に、テキスト代を請求するコースとテキスト代を請求しないコースがある。
(3)開講日の翌月第1営業日に申込責任者ごとに前月の受講料とテキスト代を記載した請求明細書を作成し、研修代金として顧客企業に請求する。
(4)開講日の3営業日前(開講日を含まない)までに申込みの取消しをせずに、開講日当日に欠席をした申込者は欠席扱いとし、テキスト代は請求せず受講料を請求する。開講日3営業日前までに取り消し申込者は取消扱いとし、受講料及びテキスト代は請求しない。
(5)受講料には割引制度がある。その適用条件として、次の①~③が設定されている。テキスト代については割引の適用はない。受講料の割引処理は、請求明細書の作成時に行われる。
①会員の申込者は、受講料を10%割り引く。
②同じ申込者に対して、同一月に開港された複数のコースがある場合、それぞれのコースの受講料を10%割り引く。
③①と②の両方に該当するときは、それぞれのコースの受講料を20%割り引く。

Bさんは、申込みの取消しと欠席の場合の請求額についてテストすることにした。次の受入れテストケースについて、申込者に対する請求額として、適切なものはどれか。ここで、A社は、休日以外は営業日となっており、コースは営業日に開講される。9月のカレンダは図1のとおりである。

問92

[受入れテストケース]
(1) 文京花子さんと東京三郎さんは会員であり、大阪幸子さんは一般である。
(2) 3名とも9月に開講されるコースを1コースずつ受講申込みしている。
(3) 文京花子さんは、コースQを申し込んでいたが、9月12日に取り消した。
(4) 大阪幸子さんは、コースRを申し込んでいたが、9月19日に取り消した。
(5) 東京三郎さんは、コースQを申し込んでいたが、当日欠席した。

Bさんは、申込みの取消しと欠席の場合の請求額についてテストすることにした。次の受入れテストケースについて、申込者に対する請求額として、適切なものはどれか。ここで、A社は、休日以外は営業日となっており、コースは営業日に開講される。9月のカレンダは図1のとおりである。

問92

[受入れテストケース]
(1) 文京花子さんと東京三郎さんは会員であり、大阪幸子さんは一般である。
(2) 3名とも9月に開講されるコースを1コースずつ受講申込みしている。
(3) 文京花子さんは、コースQを申し込んでいたが、9月12日に取り消した。
(4) 大阪幸子さんは、コースRを申し込んでいたが、9月19日に取り消した。
(5) 東京三郎さんは、コースQを申し込んでいたが、当日欠席した。

解答:ウ

<解説>

(1)について

表3の№1は、会員の試験花子さんがコースPを受講したことを表すテストデータです。

この試験花子さんがコースPと同じ月に開催される別のコースを受講したことを表すテストデータを№1とともに用いることで、会員の申込者が同一月に複数受講したかどうかの確認ができます。

試験花子さんがコースPと同じ月に開催されるコースQを受講したことを表3のテストコースが表している。空欄bには3が入ります。

(2)について

申込者がテキスト代を請求しているコースを欠席したことを表すテストデータを用いることで、そのコースのテキスト代が請求されないことを確認できます。
表3の№2がテキスト代を請求しているコースQのテストデータなのでこれを使うことで確認できます。空欄cには2が入ります。

したがって、ウが正解である。