必ず受かる情報処理技術者試験

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平成25年度春季解答

問題6

M&Aの手段の一つであるMBOに該当するものはどれか。

親会社による子会社の買収
競合会社による買収
経営陣による自社の買収
子会社による親会社の買収

解答:ウ

<解説>

MBO(Management Buyout:経営陣買収)とは企業買収の一形態であり、経営陣による株式の買い取りのことである。 ただし通常は経営陣だけで株式買取資金を用意することは困難であり、投資ファンドの出資を仰ぐケースが多い。

したがって、ウが正解である。

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問題7

ある部品の生産ラインは二つの工程A.Bの順で構成されており,各工程の機械台数,部品1個の生産に要する作業時間,不良率は表のとおりである。1日の稼働時間を10時間とするとき,この生産ラインの1日の生産能力(良品が生産される数)は何個か。ここで,工程Aでの不良品は工程Bには送らないものとする。また,機械の故障時間や段取り時間,工程間の仕掛品在庫は考えないものとし,仕掛中のものは終了時間が来ても最後まで仕上げるものとする。

171
180
200
257

解答:ア

<解説>

生産ラインAの最大生産量を計算する
  1. 10時間は600分、1個当たりの作業時間は3分なので、600÷3=200
    → 時間内に200個を生産する能力がある
  2. 不良率が5%なので、200×0.05=10
    200個の製品のうち10個が不良となるので、良品の生産能力は190個となる。この190個が工程Bの作業に引き継がれることになります。
生産ラインBの最大生産量を計算する
  1. 10時間は600分、1個当たりの作業時間は2分なので、600÷2=300
    →時間内に300個を生産する能力がある
  2. 時間内に300個を生産する能力があるので、工程Aから渡された190個のすべての作業を時間内に完了できる。
  3. 工程Bでは190個を生産しそのうち10%が不良品となるので、良品の数は、190-(190×0.1)=190-19=171

したがって、アが正解である。

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問題8

サプライチェーンマネジメントの目的はどれか。

生産,販売,物流など個々のプロセスの不要な在庫の削減やリードタイムの短縮によって,プロセス全体の最適化を図る。
生産,販売,物流などの業務全体の効率や生産性を改善するために,業務内容や手続きを根本的に見直して再構築を行う。
生産,販売,物流などの業務全体をアウトソーシングすることによって,効率改善とコストダウンを図る。
生産,販売,物流などの個々のプロセスに加え,財務や経理なども含めた経営資源を一元的に管理する。

解答:ア

<解説>

サプライチェーン・マネジメント(Supply Chain Management:SCM:供給連鎖管理)とは、原材料の調達から製造、流通、販売までの一連の流れを管理して、サプライチェーン(生産から最終需要(消費)にいたる商品供給の流れ)全体の動きを見ながら、経営判断の迅速化を図る意思決定支援システムのことである。

在庫削減効果、納期短縮などの効果がある。

したがって、アが正解である。

サプライチェーンマネジメントの目的である。
× BPR(Business Process Reengineering)である。
× BPO(Business Process Outsourcing)である。
× ERP(EnterPrise Resource Planning)である。

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問題9

製品Aの生産及び販売に必要な固定費は年間3,000万円である。製品Aの単価が2万円,生産及び販売に掛かる1個当たりの変動費が5,000円であるとき,製品Aの損益分岐点における販売個数は何個か。

1,500
2,000
4,000
6,000

解答:イ

<解説>

  1. 製品Aの変動費率は、1個当たりの変動費(5,000円)÷単価(2万円)=0.25である。
  2. 損益分岐点売上高をXとすると、X=(X×変動費率:0.25)+固定費(3,000万円)であり、式を整理すると、
    X= 0.25X+3,000万円 → 0.75X=3,000万円 → X=4,000万円となる。
  3. 製品Aの損益分岐点における販売個数は、4,000万円÷単価(2万円)=2,000個となる。

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問題10

企業は,売上高の拡大や市場占有率の拡大などのマーケティング目標を達成するために,4Pと呼ばれる四つの要素を組み合わせて最適化を図る。四つの要素を組合せとして適切なものはどれか。

価格(price),製品(product),販売促進(promotion),利益(profit)
価格(price),製品(product),販売促進(promotion),流通(place)
価格(price),製品(product),利益(profit),流通(place)
製品(product),販売促進(promotion),利益(profit),流通(place)

解答:イ

<解説>

マーケティングミックスとは、マーケティング戦略において、望ましい反応を市場から引き出すために、ツールを組み合わせることである。

マーケティング戦略を考える切り口として4Pがある。

Product(製品)
製品、サービス、品質、デザイン、ブランド等
Price(価格)
価格、割引、支払条件、信用取引 等
Place(流通)
チャネル、輸送、流通範囲、立地、品揃え、在庫 等
Promotion(プロモーション)
広告宣伝、ダイレクトマーケティング 等

したがって、イが正解である。

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