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平成25年度春季解答
問題11
インターネットを利用した新たなビジネスモデルを保護する法律はどれか。
ア | 意匠法 |
イ | 商標法 |
ウ | 著作権法 |
エ | 特許法 |
解答:エ
<解説>
ア | × | 意匠法は,工業上価値のある製品の価値を高める「形状やデザイン」を保護する法律である。 |
イ | × | 商標法は,商品の「名称」や「ロゴマークなど」を保護する法律である。 |
ウ | × | 著作権法は知的財産権の中でも,「文化や芸術に関するものにおいて,著作者が著作物を独占的に扱うことを認める」権利を保護するための法律である。 |
エ | ○ | 特許法とは、産業の発達に寄与することを目的として、自然法則を利用した高度な発明に対し、その技術内容の公開を前提として一定期間の独占権を与え、特許権として保護することを定めた法律である。</ |
問題12
社内の決済申請手続きの迅速化と省力化を狙いとして導入するシステムはどれか。
ア | MRPシステム |
イ | POSシステム |
ウ | SFAシステム |
エ | ワークフローシステム |
解答:エ
<解説>
ア | × | MRP(Materials Requirements Planning:資材所要量計画)システムとは、完成品の生産計画に合わせて構成部品の正 味所要量を算定し,各構成部品についての 製品負荷と製造能力を調整し,製造日程を作 成して作業を統制する生産管理システムである。 |
イ | × | POSシステム(Point Of Sales system:販売時点情報管理) とは、小売店で用いられる、商品の販売情報の管理システム。POSシステムでは、商品を売った時点で、商品名、金額などの商品の情報や、配送、発注の詳細などの情報がコンピューターに送られる。さらに、送られたデータは会社のコンピューターで管理されるため、販売地域、時間帯などの情報を基にした販売戦略を立てることが可能となる。 |
ウ | × | SFA (Sales Force Automation:営業支援システム)システムとは、営業支援のために使う情報システム、またはそのシステムを使い営業活動を効率化すること。 |
エ | ○ | ワークフローシステムとは、電子化された申請書や通知書をあらかじめ決められた作業手順(決裁ルート)に従い、集配信する(デリバリーする)、決裁処理を行うことである。 |
問題13
著作権の帰属に関する説明のうち,適切なものはどれか。ここで,著作権に関する特段の契約や取決めはないものとする。
ア | 映画の著作権は,その原作者だけに帰属する。 |
イ | 原稿がない即興の講演であっても著作権は,講演者に帰属する。 |
ウ | 憲法や法令,裁判所の判決の著作権は,国や地方公共団体に帰属する。 |
エ | 新聞連載小説の著作権は,原作者ではなく新聞社に帰属する。 |
解答:イ
<解説>
ア | × | 映画の著作権は,原作者だけでなくその映画形成に寄与した制作,監督,演出などの担当者にも貴族吸うr。 |
イ | ○ | 原稿がない即興の講演であっても著作権は,講演者に帰属する。 |
ウ | × | 憲法や法令,裁判所の判決などの著作物は著作権が及ばない。 |
エ | × | 新聞連載小説の著作権は,原作者に帰属する。 |
問題14
総合的品質管理(TQM又はTQC)の重要な手法の一つである方針管理の説明として適切なものはどれか。
ア | 企業戦略の遂行状況を測定するために,財務,顧客,業務プロセス,学習と成長の四つの視点から指標を設定し,目標を管理していく活動 |
イ | 業務改善のための課題を洗い出し,既にその課題に取り組んでいる最良の他社から学んで,自社に適用する活動 |
ウ | 経営トップの目標を事業部,部,課などの目標に順次展開し,それを実施計画につなげて目標達成のために継続的な改善を吸占めていく活動 |
エ | 現場で発生している問題を解決するために,関連する職場の人々がチームを作り,計画を立てて改善を進めていく活動 |
解答:ウ
<解説>
方針管理とは「経営方針に基づき、中・長期経営計画や短期経営方針を定め、それらを効率的に達成するために、企業組織全体の協力の下に行われる活動」をいう。
方針管理は、管理の手法であるTQC/TQM(Total Quality Control/Total Quality Management)の中核をなすものであり、主な内容は以下のとおりである。
- 長期計画の策定・公布
- 期間方針(重点実施項目)の策定・公布
- 実行段階でのフォローアップ
- 期末にて診断、評価を実施
- 診断、評価結果を関連担当者へフィードバック
特に重要となるのは、全社の中長期経営計画を立案し、その計画を元に、部→課→グループといった組織の下位レベルに対し、方針、目標、方策を展開する点である。
ア | × | バランススコアカードの説明である。 |
イ | × | ベンチマーキングの説明である。 |
ウ | ○ | 方針管理の説明である。 |
エ | × | QCサークルの説明である。 |
問題15
PCの生産などに利用されるBTOの説明として,最も適切なものはどれか。
ア | 自社のロゴをとり付けた製品を他社に組立てさせる。 |
イ | 製品を完成品ではなく部品の形で保存しておき,顧客の注文を受けてから,注文内容に応じた製品を組み立てる。 |
ウ | 必要な時期に必要な量の原材料や部品を調達することによって,生産工程間の在庫をできるだけもたずに生産する。 |
エ | 一つの製品を1人の作業者だけで組み立てる。 |
解答:イ
<解説>
BTO(Build To Order)とは、顧客から製品の発注を受けてから製造、配送する方式。パソコンなど部品の組み合わせやオプションが複雑な工業製品でよく用いられる方式で、それぞれの顧客の要求に基づいて最適な製品を販売することができる。顧客ごとに製品の仕様が異なるため、高度な生産管理システムが求められる。
ア | × | OEMの説明である。 |
イ | ○ | BTOの説明である。 |
ウ | × | JIT(ジャストインタイム)の説明である。 |
エ | × | セル生産方式の説明である。 |
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